生命倫理の世界
共通 - 全学共通
GSP20030
コース情報
担当教員: 浅見 昇吾
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水1
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
25%
定期試験
定期試験期間中
75%
詳細情報
概要
バイオエシックス(生命倫理)や医療倫理の諸問題を取り上げていく。科学技術の発達により生命観も大きく変化しつつある状況の中,人の生命に対する操作はどこまで許されるのか,人の生命の質はどのようなものであるべきか,人間を人間たらしめるものは何か,というような問題を検討していく。 なお,原則として毎回リアクションペーパーを書いてもらうことになる。
目標
1) 生命倫理の問題の特徴を理解できるようになる。 2) 生命倫理の問題を社会的コンテクストの中で理解できるようになる。 3) 生命に対する操作はどこまで許されるのか,人間を人間たらしめるものは何か,というような問題に対して,自分なりの考えを発信できるようになる。
授業外の学習
毎回の授業後,以下の学習(合計190分)を行うことが求められる。 ・自筆ノート・メモを利用し,講義の内容を要約する(40分) ・授業中に言及された文献もしくは参考文献を読む(120分) ・授業で言及された事実やデータをインターネットの複数のサイトで確認する(30分)
所要時間: 各回所要時間190分程度
スケジュール
- イントロダクション/バイオエシックスの誕生
- 多数決と価値観の選択の問題
- 社会的合意形成の問題
- 生命倫理の発展を促した契機
- 人工妊娠中絶の問題
- 生殖補助医療の問題
- 命の選択とトローリー問題
- 脳死と臓器移植の問題
- 動物臓器を人間に移植する問題
- 万能細胞の問題
- ゲノム編集の問題
- 終末医療の問題
- 自殺幇助の問題
- 講義のまとめ
教科書
指定しない。
参考書
浅見昇吾,盛永審一郎編『教養としての応用倫理学』(丸善出版,2013年)を主たる参考文献とする。