データサイエンスと地域コミュニティ

共通 - 全学共通

GSD20330

コース情報

担当教員: 讃井 知

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

42%

リアクションペーパー

14%

レポート

20%

その他

課題等

24%

詳細情報

概要

少子高齢化が進む我が国においては,地域コミュニティの有機的なつながりによって社会問題を解決することが求められている。健康,社会福祉,環境保全,防災,防犯等の様々な局面において,地域コミュニティのあり方が問われている。しかし,地縁に基づくコミュニティの衰退が指摘されて久しい。 こうした中で,地域コミュニティにおけるデータサイエンスの利活用は,問題解決にむけた意思決定支援を支えるだけでなく,人間理解に資し,人に寄り添った社会制度づくりに寄与する可能性を秘めている。 本講義の前半では地域コミュニティにおける市民による問題解決事例を,後半ではそうした市民の自主的な問題解決行動の促進を後押しするための実践や研究を紹介することを通じて,人間中心社会の設計にむけたデータ利活用の具体的方法について考える機会を提供する。 なお,講義の後半では実社会の社会問題について,グループで解決方法を検討するPBL(Project Based Learning)型授業を行う。

目標

1. 地域コミュニティにおける自助・共助の取り組みについて知る 2. 社会問題の理解にむけた,文理融合型思考能力を身につける 3. 実践的なデータの取得方法と分析方法について主体的に考えることができるようになる

授業外の学習

本科目では授業時間外の個人ワークとグループワークによる学習を予定している。 ※事前・事後学習の詳細は各回授業で指示する

所要時間: 190分程度

スケジュール

  1. オリエンテーション:人間理解に基づく社会問題の解決
  2. 市民参加(1):まちづくり
  3. 市民参加(2):シビックテック
  4. 市民参加(3):市民科学
  5. 防犯にむけたデータの利活用
  6. 防災にむけたデータの利活用
  7. 政策立案のプロセス,社会課題解決プロジェクト1
  8. 政策立案を支えるインパクト評価(実験・調査の設計),社会課題解決プロジェクト2
  9. 問題の原因を考える(データ収集と分析),社会課題解決プロジェクト3
  10. 誰の問題を解決するのか?-個人・集団・社会の相互作用(解決策の検討)-,社会課題解決プロジェクト4
  11. 政策と現場をつなぐ「声」-サイエンスコミュニケーションとリスクコミュニケーション,社会課題解決プロジェクト5
  12. 社会課題解決プロジェクト6(成果報告会1)
  13. 社会課題解決プロジェクト7(成果報告会2)
  14. 社会課題解決プロジェクト8(成果報告会3)

教科書

無し(授業で配布する講義資料をテキストとする)。参考図書については,各授業内で紹介する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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