情報リテラシー(統計処理)
共通 - 全学共通
GSD20180
コース情報
担当教員: 野村 一郎
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
その他
授業参加や単元毎の演習レポートを総合的に評価する。
詳細情報
概要
現代では,パソコンやネットワークの利用は「リテラシー」,すなわち身につけて当然の技術と考えられている。この講義では,演習を通して情報リテラシー技術を学ぶ。具体的には,ワードによる文書作成,パワーポイントによるプレゼンテーション,エクセルによる表計算といった基本アプリケーションの操作方法を習得し,またウェブ情報や文献情報の検索と取得,セキュリティ,情報倫理,著作権などIT利用と社会との関わりについても学ぶ。これらに加え,調査や実験で得られたデータの整理や解析,及び仮説の検証等を行うためのツールである統計処理の基礎を学ぶ。ここでは,エクセルを用いて実際に統計処理の演習を行いながら実践的に統計学を学び,今後の調査,実験,研究等において役立てていけるよう基礎知識や技術の習得を目指す。統計学は,扱う対象が物理的データだけでなく人間や社会システムといった広範囲にわたるため,本講義でも様々なデータを教材として用いており,理系文系どちらの学生にとっても学び易い内容としている。本科目は,全学共通教育におけるカリキュラム・ポリシーの4.にある,「データサイエンス」のカテゴリーに対応する。 教材やレポート課題の掲示,及びレポート提出にはMoodleを使用するので,授業受講にあたっては,Moodleでコースの登録を済ませておくこと。履修登録とは連動していないので,各自で別途登録が必要である。 Moodleでの掲示は毎回の授業前後に更新するので細目に確認すること。
目標
ワードによる文書作成,パワーポイントによるプレゼンテーション,エクセルによる表計算といった基本アプリケーションの操作方法を習得する。また,ウェブ情報や文献情報の検索,セキュリティ,情報倫理,著作権等,ITを利用する上で重要な技術や知識を得る。更にエクセルを用いた統計処理の基礎について学習し,今後の調査,実験,研究等において役立てていけるよう基礎知識や技術を習得する。
授業外の学習
予習として,Moodleに掲載される講義図面を参考に毎回の授業内容について予め学習し,必要であれば関連項目について調べておく(各回所要時間2時間)。復習としては,講義図面を参考にして授業で学習した内容や演習課題をもう一度見直し,理解を深めるとともに授業中にできなった課題を仕上げる。演習課題の解答はレポートとしてまとめ,決められた期限までに提出する(合わせて各回所要時間2時間)。
所要時間: 4時間
スケジュール
- ガイダンス,PCの操作,ネット検索と諸注意,タイピング演習
- 図書館案内,情報検索
- ワードによる文書作成
- パワーポイントを用いたプレゼン資料作成(基礎)
- パワーポイントを用いたプレゼン資料作成(応用)
- エクセルの操作(基礎)
- エクセルの操作(応用)
- エクセルによる統計処理(平均,分散,標準化)
- エクセルによる統計処理(共分散,相関係数,標本調査)
- エクセルによる統計処理(確率分布関数)
- エクセルによる統計処理(推定)
- エクセルによる統計処理(検定)
- エクセルによる統計処理(回帰分析と回帰方程式)
- エクセルによる統計処理(回帰分析の精度)
教科書
毎回の授業で使用する資料をMoodleに掲示する。
参考書
Excelで学ぶ統計解析
著者: 涌井良幸,涌井貞美
出版社: ナツメ社・2003年
Excelで学ぶ統計解析
著者: 阿部圭司
出版社: ナツメ社・2004年