情報フルエンシー(システム情報処理)
共通 - 全学共通
GSD20140
コース情報
担当教員: 川端 亮
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
レポート
その他
上記についての補足 ・演習レポートには下記があります. ・毎回の授業終了時に提出するもの ・データベースについての最終レポート(1月末提出締切)を1回 ・出席状況は,演習の取り組み状況も含みます. 本科目は,授業に参加して演習を行うこととその成果を主として評価します.授業に無関係の作業を行っていたり,座っているだけで演習を行っていないなどは減点,または欠席と判断します. ※1 出席回数が講義回数の3分の2未満の者は,原則として無評価. ※2 レポート,小テスト等は,出席した上で提出された物を評価対象とする.
詳細情報
概要
【授業の概要】 現在多く利用されている情報システムの中枢となるデータベースについて理解する.PCで利用出来るデータベースの1つであるMicrosoft Access2016を使った演習を行う.データベースについては,下記のテキスト1を使用するので購入し,持参すること.操作方法,演習問題はテキストに載っているため,これがないと演習ができない.データベースについては,毎回,Com室で演習を行い,その結果と課題の提出をMoodleで行う.また,最後に,自分で題材を選びデータベースを作成し,それをレポートとして提出してもらう. また,コンピュータを使用したシステムを構築するためのソフトウェア工学を中心に,情報システムの分析,設計について講述と実習を3回程度行う.分析や設計に使われるダイアグラムのいくつかを紹介し実際に描画する.このダイアグラムの作成には,受講生の独自性が要求される.この演習についても毎回,Moodleで提出を求める. 受講の前提として,キー入力,マウス操作(クリック,ドラッグアンドドロップ)などPCの操作に慣れていることを前提とする. 表計算(Excelなど)について,必須ではないが,利用経験があると理解が深まる. 本科目は,全学共通教育におけるカリキュラム・ポリシーの4.にある,「データサイエンス」のカテゴリーに対応する.
目標
・データベースがどういうものであるかを理解できること. ・データベースのテーブルやリレーションの意味を理解できること ・データベースの操作ができること ・データベースのQueryを作成できること ・自分で簡単なデータベースを作成できること ・情報システム開発の流れを理解し,説明できること ・各種ダイアグラムを使って情報システムを記述できること ・記述したダイアグラムの表す意味を説明できること
授業外の学習
【予習】(60分) ・テキストの内容に目を通して,疑問点を整理しておく(60分). 【復習】(130分) ・授業時に作成した文書,ダイアグラム,データベースなどを見直す(30分). ・指定された課題を作成する(100分). 教員やTAなどの手助けによって出来た部分を,自分1人の力で作ることができるようにしておく. 身の回りに,どのような情報システムがあるかを調べ,講義の内容を踏まえ,どのような仕事を行っているか,どのようなデータを扱っているかという観点で考察する.
所要時間: 190分
スケジュール
- 以下は予定であり,進度により前後する. 初回ガイダンス データベースとは何かの説明. ACCESSについての説明.
- テーブル機能
- テーブル機能,インポート
- フォーム機能 クエリ機能(選択クエリ)
- クエリ機能(演算子)
- クエリ機能(あいまい検索)レポート機能
- リレーションシップ
- 集計クエリ・パラメータクエリ
- メイン・サブフォーム
- マクロ機能
- 問題の演習
- 情報システムの分析と設計とは
- 対象システムの決定と分析と設計
- DFDを使った分析 まとめ
教科書
操作説明・演習課題は教科書に記載されているものを使用する. そのため,教科書がない場合には操作ができない.
誰でも使えるデータベース!Access
著者: noa出版
出版社: noa出版,2020年
参考書
ITテキストシリーズ「情報システムの分析と設計」
著者: 伊藤潔,明神知,冨士隆,川端亮,熊谷敏,藤井拓
出版社: オーム社,2022年