社会統計学 -国際的な統計データの解釈-
共通 - 全学共通
GSD20060
コース情報
担当教員: 藤本 隆史
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
レポート
30%
小テスト等
30%
その他
学期末に,データ分析の結果をまとめるレポートの提出を求める。学期の後半に,統計学(分析手法など)に関する確認テストを行う。またその他に,毎回の授業内容に関する課題の作成を求める。
40%
詳細情報
概要
本講義は,統計学・社会調査法の基本的な考え方を踏まえながら,主に国際機関が発表する統計資料を利用したり,数量データの基礎的な統計解析の技法を修得することを目的とする。また,本講義では,コンピューターによる統計データ(2次データ)を用いた分析作業を行う。ExcelとSPSS(統計パッケージソフトウェア)を使用する予定。 なお,講義内容は受講者の状況によって多少変更する可能性がある。
目標
統計学・社会調査法の基本的な考え方を理解し,2次データを利用した統計解析の技法および分析結果を整理する方法を修得する。
授業外の学習
国際機関などがインターネット上で提供しているデータサイトの利用方法に慣れること,またExcelやSPSSの使い方に慣れること。
所要時間: 講義の予習や復習に1回あたり2~3時間程度が期待される。
スケジュール
- 講義の目的と進め方についての説明
- 国際的な統計データの読み方 統計データのサイトへのアクセス①
- 統計データの収集方法:社会調査法の基本 統計データのサイトへのアクセス②
- 基礎統計:中心傾向やデータの散らばり(平均値や標準偏差など記述統計の算出方法)
- データの加工:値の再割り当てなど
- 離散変数間の分析方法(1):クロス集計表とカイ二乗検定(クロス集計表の読み方と,統計的検定の考え方)
- 離散変数間の分析方法(2):エラボレーションとクロス集計表を使った関連係数
- Excelによる統計解析の方法(1):ピボットテーブルを使ったクロス表の作成など
- 平均値の差の比較:t検定および分散分析
- 連続変数間の分析方法(1):相関係数と散布図(連続変数間の関連の測定と分析方法)
- 連続変数間の分析方法(2):回帰分析(連続変数間の因果関係の分析方法)
- Excelによる統計解析の方法(2):分析ツールを使った統計分析など
- 分析結果のまとめ方(1):分析結果を表にまとめたり,文章にしたりする
- 分析結果のまとめ方(2):分析結果を表にまとめたり,文章にしたりする
教科書
特定のテキストは使用せず,毎回,授業資料を配布する。
参考書
開講時以降に適宜紹介する。