キリスト教人間学(キリスト教と文学)【Gブロック】
共通 - 全学共通
GSCH0241
コース情報
担当教員: 片山 はるひ
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
リアクションペーパー
レポート
その他
出席をリアクションペーパーで毎回確認する。無断欠席が3回を超えた場合には,原則として成績評価の対象としない。 授業の最後の15分がリアクションペーパーを書く時間にあてられる。
詳細情報
概要
本科目は,上智大学の教育の精神「他者のために,他者とともに」For Others, With Othersに基づくユニバーシティ・アイデンティティをになうコア科目「キリスト教人間学」科目群に属する選択必修科目です。 人間の学である文学を通して,「愛」,「自由」,「生と死」等のテーマを扱い,自らの「生きる意味」について考察を深めることが本講義の目的である。また,キリスト教についての基礎知識も随時学べるように配慮する。 1)なお,授業はmoodleに基づき進められる。 Moodleは,自分で登録するシステムなので,授業の始まる前に自分を登録することを忘れないこと。教員と学生間の連絡もmoodleを使って行う。 各回の授業前には,必ずloyolaとmoodleを参照すること。 2)授業の最後の15分はリアクションペーパー(授業についての考察や感想または,質問などを書くこと)にあてられる。
目標
文献を読み,分析し,自分の考察を深める力を養う。またキリスト教についての基礎的な教養と知識を身につける。
授業外の学習
予習として,毎回190分以上の読書の時間が必要。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- イントロダクション キリスト教人間学とは。 「物語」と人間
- 『星の王子さま』1作家と作品ー人間の絆ー
- 『星の王子さま』2 絆のテーマ 王子と花
- 『星の王子さま』3 愛のテーマ 王子と花
- 『星の王子さま』4 水のテーマ
- 『星の王子さま』5 大人とこどものテーマ
- ディスカッション(1)ブックレポート 提出
- 想像力について
- M.エンデについて,遊びについて
- 人間の『自由」について
- 『モモ』時間と自由(1)「いのち」としての時間
- 『モモ」時間と自由(2)ベルクソンの時間論から
- 『モモ』時間と自由(3)死と永遠
- ディスカッション(2) 期末レポート提出
教科書
以下のテキストは必ず書籍を購入すること。電子書籍は不可。(頁を指定しつつ読んで行くため)
星の王子さま
著者: サン・テグジュペリ
出版社: 岩波少年文庫
モモ
著者: M.エンデ
出版社: 岩波少年文庫
参考書
参考書は,購入する必要はないが,レポートなどの作成には役立つので参考とすること。その他授業中に適宜紹介する。
愛するということ
著者: エリッヒ・フロム
出版社: 紀伊國屋書店