キリスト教人間学(いのちの倫理)【Eブロック】
共通 - 全学共通
GSCH0191
コース情報
担当教員: 竹内 修一
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
レポート
その他
本科目は,毎回の出席および積極的な授業参加を前提とし,総合評価を基本とする。出席を毎回確認し,毎回リアクションペーパーを課します。欠席が4回を超えた場合には,原則として成績評価の対象としない。なお,リアクションペーパーを書く時間を授業内に設けられる場合と,宿題になる場合があります。 ※レポートは,4,000字。
詳細情報
概要
本科目は,上智大学の教育の精神「他者のために,他者とともに」For Others, With Othersに基づくユニバーシティ・アイデンティティをになうコア科目「キリスト教人間学」科目群に属する選択必修科目です。 「いのち」と「生命」とは,端的に同じものではない。前者は後者を含みながらも,それ以上の内容をもっている。つまり,「いのち」とは,単なる生物学的な意味での「生命」に止まらず,ある人の生きがいやライフワーク,更には,生きることの意義そのものまでも含んでいる。このことを踏まえながら,具体的な諸問題について考察する。
目標
以下の諸点についての理解: 1.「いのちの尊厳」の根拠:キリスト教的観点に基づいて 2.具体的諸問題: ①出生前診断 ②ケアリング ③脳死・臓器移植 ④死刑・死刑制度
授業外の学習
1.次回授業の参考文献・資料を読み,授業に参加。 2.授業後,リアクション・ペーパーにおいて授業を振り返り,自らの考察・疑問点等をまとめる。 3.併せて,2~3時間程度が期待される。
所要時間: 予習:95分,復習:95分。
スケジュール
- イントロダクション ※以下は予定であり,授業の進捗状況により,各テーマの回数は変更することがありうる。
- いのちの尊厳
- 生命の誕生
- 出生前診断1:問題の所在
- 出生前診断2:問題の解決
- ケアリング1:問題の所在
- ケアリング2:問題の解決
- グループ・デイスカッション
- 脳死・臓器移植1:問題の所在
- 脳死・臓器移植2:問題の解決
- 死刑・死刑制度1:問題の所在
- 死刑・死刑制度2:問題の解決
- グループ・デイスカッション
- まとめ
教科書
授業開始前に用意しておくこと。
いのちと性の物語——人格的存在としての人間の倫理—— Kindle版(電子書籍)あり
著者: 竹内 修一
出版社: 春秋社,2023年
参考書
聖書
キリスト教からみた生命と死の医療倫理
著者: 浜口吉隆
出版社: 東信堂,2001年
人間の尊厳と生命倫理・生命法
著者: ホセ・ヨンパルト,秋葉悦子
出版社: 成文堂,2006年
テーマで読み解く生命倫理
著者: 小泉博明他
出版社: 教育出版,2019年