キリスト教人間学(愛と平和の人間学)【Aブロック】

共通 - 全学共通

GSCH0170

コース情報

担当教員: 小山 英之

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月5

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

56%

レポート

44%

その他

本科目は,出席を毎回確認し,毎回リアクションペーパーを課します。欠席が4回を超えた場合には,原則として成績評価の対象としない。なお,リアクションペーパーは,授業終了後moodleに提出する。 出席は,リアクションペーパーの点数に換算される。

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詳細情報

概要

本科目は,上智大学の教育の精神「他者のために,他者とともに」For Others, With Othersに基づくユニバーシティ・アイデンティティをになうコア科目「キリスト教人間学」科目群に属する選択必修科目です。 「生きることは愛すること」,愛の対象は身近な人々から世界の貧しい小さくされた人々,自然環境に及びます。平和は,単に戦争がないだけでなく,ヘブライ語のシャロームという単語,「無欠」という意味の語に由来し,いのちの充満に他なりません。 キリスト教人間学と平和学を合わせた学際的な授業です。

目標

キリスト教の基本を把握し,さまざまな平和学の対象に触れ,各自の視野を広げながら,平和学の基本的な概念を習得し,学際的に考え,それをキャリアデザインの前にあるべきライフデザイン(人生設計)の一助としたい。

授業外の学習

毎回の予習:moodleに添付した資料の中の指示したもの,関連する教科書の箇所を熟読する。 毎回の復習:授業内容を振り返り,あらためて考察する。リアクションペーパーを書き,moodleに提出する。 参考図書のリストから1冊選び,熟読し,ブックレポートを提出する。 各自の愛の1側面の経験(例えば,母の愛,恋愛経験,自己愛,神の愛など)を省察してレポートを提出する。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 愛されることの重要性
  2. 自分を与えること/愛は善を創造する
  3. 愛の5次元
  4. 愛の反対/自己愛
  5. 恋愛/親子の愛
  6. 神の愛
  7. 上智のルーツの根底にある聖イグナチオの霊操/聖フランシスコ・ザビエル
  8. 沖縄
  9. 日本のアジア侵略
  10. 平和とは何か,暴力とは何か。直接的暴力(消極的平和),構造的暴力(積極的平和)
  11. 環境破壊と開発主義
  12. サブシステンス志向の社会ーセンス・オブ・ワンダー
  13. テロリズムと民族紛争
  14. 難民

教科書

[入力してください]

  • 『平和学のいまー地球・自分・未来をつなぐ見取図』

    著者: 横山正樹・平井朗・小山英之編

    出版社: 法律文化社,2020年

  • 『生きることと愛すること』 (読む箇所をmoodleに添付する)

    著者: ウィリアム・エヴァレット

    出版社: 新世社,2006年

参考書

  • 『回勅 神は愛』

    著者: 教皇ベネディクト十六世

    出版社: カトリック中央協議会,2006年

  • 『回勅 ラウダート・シ ともに暮らす家を大切に』

    著者: 教皇フランシスコ

    出版社: カトリック中央協議会,2016年

  • 『「人新世」の惑星政治学』

    著者: 前田幸男

    出版社: 青土社,2023年

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