キリスト教人間学(哲学的人間論)【Dブロック】
共通 - 全学共通
GSCH0140
コース情報
担当教員: 芝元 航平
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金5
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
その他
本科目は,毎回の出席および積極的な授業参加を前提とし,総合評価を基本とする。出席を毎回確認し,毎回リアクションペーパーを課します。欠席が4回を超えた場合には,原則として成績評価の対象としない。なお,リアクションペーパーを書く時間を授業内に設けられる場合と,宿題になる場合があります。 ※本講義では,リアクションペーパーは授業時間中に書いていただきます。
詳細情報
概要
本科目は,上智大学の教育の精神「他者のために,他者とともに」For Others, With Othersに基づくユニバーシティ・アイデンティティをになうコア科目「キリスト教人間学」科目群に属する選択必修科目です。 西洋哲学の歴史の中で「人間」とはいかなる存在であるかということは,常に中心的な問題であり続けて来ました。本講義では,さまざまな哲学者の人間観を取り上げることで,わたしたち自身やわたしたちの社会について改めて考えるための手がかりとしたいと思います。
目標
西洋哲学におけるさまざまな人間観への理解を深めるとともに,自分自身で人間と社会について考える姿勢を身につける。
授業外の学習
次回の授業で取り扱われる哲学思想や哲学者についてインターネットや図書館などで前もって調べる。授業後は,講義のノート,レジュメや配布資料,参考文献を読み直して哲学者の説が本当にそうであるのかを自分で考える。疑問点を図書館やインターネットなどで調べ,興味を持った哲学者の哲学書や関連する文献を読む。哲学的思想と自己および社会との関わりを考える。なお,疑問点を口頭やメールなどで授業担当者に積極的に質問することも推奨されます(授業の中で質問することは他の受講者のためにもなるので,特に推奨されます)。
所要時間: 190分以上(予習40分,復習150分)
スケジュール
- イントロダクション(※各回の内容は予定であり,進度や順番は進捗状況等により変更することがありえます)
- 問いかける存在者としての人間:人間は何を問うているか?
- 人間とは何か?(1):古代ギリシア,プラトン,アリストテレス
- 人間とは何か?(2):キリスト教,イスラーム,仏教
- 人間とは何か?(3):近世哲学,デカルト,カント
- 人間とは何か?(4):現代哲学,マルクス,構造主義
- 人間とは何か?(5):前半のまとめ
- 人生の意義への問いかけ:限界としての死の問題
- 実存としての人間(1):キルケゴール
- 実存としての人間(2):ニーチェ
- 実存としての人間(3):ハイデガー
- 実存としての人間(4):ヤスパース,サルトル
- 実存としての人間(5):後半のまとめ
- 全体のまとめとレポートについて
教科書
本講義では特定の教科書は用いず,プリントを配布します。
『叡智を生きる(An Unending Quest)』
著者: 上智学院イエズス会教育推進センター
出版社: 上智大学出版,2019
参考書
参考文献は授業の中で紹介します。