身体知講義(舞踊文化論)

共通 - 全学共通

GSB30070

コース情報

担当教員: 新井 真実

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火5

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

40%

リアクションペーパー

20%

レポート

40%

その他

・各授業内のリアクションペーパーやMoodleへの課題提出を総合的に評価する。 ・最終レポートを提出しない場合,単位の取得は認めない。

0%

詳細情報

概要

本授業では身体芸術としてバレエからよさこいまで多様なダンスを取り上げ,身体の動きや表現に注目するだけでなく,コンテクストにある文化や社会,政治,宗教と深く結びついて発展してきた歴史的変遷を辿りながら,現代におけるダンスの意味を多角的に捉えていく。 また近年注目される芸術教育と創造性の関係に注目しながら,ダンスという創造の場で「何をするかではなく,どのように(how)するか」を問い,「自分がそれまでやってことのあることを乗り越えていく」ような即興性を楽しみ,ダンスでコミュニティをつなぐ可能性を受講生とともに見出していく。 授業内では多様な専門家による講義やワークショップを通じて,ダンスを「つくる」「おどる」「みる」「ささえる」本質に触れる活動を体験し討議を行う。

目標

1.身体芸術としてのダンスが各時代や文化のなかでどのように位置づけられ変容してきたのか理解する。 2.ダンスを通して見える社会,政治,宗教などの様々な問題について多角的に考え理解する。 3.ダンスの持つ「つくる」「おどる」「みる」「ささえる」諸側面の意味を理解する。 2.自分なりの表現を探すと共に他者の表現を受け入れ,柔軟な発想や想像力を養うダンスの可能性について理解する。

授業外の学習

毎回の授業後,以下の学習(合計190分)を行うことが求められる。 ・ノート・メモを利用し,講義の内容を要約する(30分) ・授業中に言及された文献を読んだり,日常で目にする多様な身体表現に目を向け記録することで,動きの質感や意図への洞察を深め,講義の理解につなげる(140分) ・授業で言及された情報をインターネットの複数のサイトで確認する(40分)

所要時間: 授業1回あたり190分以上

スケジュール

  1. イントロダクション(授業のねらい,構成と評価) 新井 真実(コーディネーター・基盤教育センター身体知領域)
  2. 舞踊家の様々な社会的試み/コミュニティとダンス① 新井 真実(コーディネーター・基盤教育センター身体知領域)
  3. 即興ダンス・ワークショップ 岩下 徹(舞踊手)
  4. 日本のダンスと文化① 日本における洋舞の受容と現代舞踊の展開/暗黒舞踏からButohへ 相原 朋枝(日本社会事業大学)
  5. 日本のダンスと文化② Butohの技法・Butohの身体 相原 朋枝(日本社会事業大学)
  6. 【休講:補講6/15】 フランスのダンスと文化 バレエからコンテンポラリーダンスへ① 岡見 さえ(共立女子大学)
  7. フランスのダンスと文化 バレエからコンテンポラリーダンスへ② 岡見 さえ(共立女子大学)
  8. 実践者の視点からのコンテンポラリーダンス ショーイング/ワークショップ 伊藤 キム(振付家/ダンサー)
  9. フランスのダンスと文化 バレエからコンテンポラリーダンスへ③ 岡見 さえ(共立女子大学)
  10. ダンスとソマティック教育 吉田 美和子(基盤教育センター身体知領域)
  11. 祭りの変化から見える社会 芳賀 学(総合人間科学部社会学科)
  12. 舞踊家の様々な社会的試み/コミュニティとダンス② 新井 真実(コーディネーター・基盤教育センター身体知領域)
  13. 劇空間(stage-audience relationship)を再考する 小池 浩子(シアターワークショップ)
  14. まとめ 新井 真実(コーディネーター・基盤教育センター身体知領域)

教科書

授業中に適宜配布する。

    参考書

    授業中に適宜指示する。

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