身体知講義(世界のスポーツ・身体文化論)/WORLD SPORTS
共通 - 全学共通
GSB30020
コース情報
担当教員: 瀬戸 邦弘
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月1
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
レポート
その他
必要に応じて授業の詳細はLoyola授業掲示板に各々掲載予定。
詳細情報
概要
世界のスポーツ・身体文化論では世界中のさまざまな国や地域に見られるスポーツ・身体文化をまなび理解することをその目的とします。いうまでもなくスポーツや身体とはスポーツ科学,医学,健康科学などの理科系研究領域で広く扱われる研究対象ですが,その成果は文化人類学,哲学,社会学,身体論,地域研究など人文・理系の枠を超えた各領域でされる興味深いテーマです。本講義では世界各地域のスポーツ・身体文化を俯瞰しながら,その共通点や独自性を浮き彫りとし,その上で,世界各地の文化や世界観を学ぶものとなります。また,講義では日本を始めとするアジア地域,アフリカ,ヨーロッパなどの個別事例を丹念に紹介することにもなりますので,受講者は自分自身の獲得してきたスポーツ文化・身体文化との比較を試みながら,自分自身の理解を深めていく事を期待します。
目標
世界に拡がる様々なスポーツ・身体文化の多様性と普遍性を知ることが重要です。あわせて自分の専門に引き付けて学びましょう。
授業外の学習
各回テーマに関してそれぞれ予習,復習をしましょう。予習では当該テーマに関して事前に知識をつけるため教科書や参考文献,インターネット等で100分,また,復習では,自授業で学んだことを教科書,参考文献などを合わせて90分振り返り,確実な知識として生き暗唱。そして,授業で学んだことを社会のさまざまな場面で活かしてください。
所要時間: 190
スケジュール
- はじめに・ガイダンス
- スポーツとはなんだろう?スポーツ・身体文化概論
- 文化としてのスポーツ・身体 身体観や健康とは一体なんだろう?
- 日本におけるスポーツと身体文化 西大寺会陽
- 日本におけるスポーツと身体文化 沖縄綱引き
- 日本におけるスポーツと身体文化 応援団とその文化
- 日本におけるスポーツと身体文化 駅伝という日本文化
- 国際スポーツと現代社会① オリンピックと世界
- 国際スポーツと現代社会② 公平,平等について考える
- 国際スポーツと現代社会③ インテグリティとスポーツ
- アジアにおけるスポーツと身体文化 龍船競争
- 欧州におけるスポーツと身体文化 ストリートフットボール
- アフリカにおけるスポーツと身体文化 西アフリカのレスリング
- まとめ スポーツ文化と身体文化と社会
教科書
以下の通り指示する
よくわかるスポーツ人類学
著者: 寒川恒夫編
出版社: 2017/ミネルヴァ書房
参考書
近代日本の身体表象 演じる身体・競う身体
著者: 瀬戸邦弘・杉山千鶴 編著
出版社: 2013/森話社
応援の人類学
著者: 丹羽典生 他
出版社: 2020/青弓社
スポーツ文化論
著者: 高橋徹 他
出版社: 2022/みらい