ヨーガの理論と実践ラージャヨーガからヨーガの日本的展開
共通 - 全学共通
GSB20310
コース情報
担当教員: 長谷川 智
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
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レポート
詳細情報
概要
一般にヨーガというと,アクロバティックなポーズをとる体操というイメージを持たれることが多い。しかし,本来ヨーガとは,真理の探究のための身心変容の術である。本講座では,伝統的なヨーガの八支則(身心変容のプロセス)に基づき,伝統的なヨーガの本義を学ぶ。八支則を総合的に行うラージャヨーガ(王様のヨーガ)をベースに,担当教員オリジナルの身心技法を交えながら,ヨーガの日本的展開についても探究する。身体知の視点からも探究を深める。 具体的には, ①安全かつ効果的なポーズのとり方 ②アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)に基づく,体質別ポーズ,呼吸法の処方 ③骨格調整法 ④目的別呼吸法 ⑤瞑想から三昧までの過程 ⑥ヨーガの日本的展開 について学ぶ。 ソマティック的な手法で,小さな実験的メソッドを提示し,それを実習する。各自が,その時の身体と心の変化を観察し,考察する。その結果を数人のグループ,クラス全体でシェアする。基本的に全ての授業で,学生が主体的に関わるアクティブ・ラーニングを重視する。
目標
①ヨーガの代表的なポーズを修得し,プラーナ(生命エネルギー)や気・血・水の流れを良くする ②自分自身で骨格の歪みを整え,痛みや滞りをとる方法を修得する ③各種呼吸法で,身心のエネルギーの充実を図る ④瞑想による自己認識の方法を修得する ⑤授業で実修したことを日常化する
授業外の学習
・授業ノート,参考資料をもとに,授業内容を復習する(25分) ・授業内で学んだ身心技法,瞑想を日常生活に取り入れて実践する その時の身体と心の変化を記録する(140分:20分/日) ・参考資料,関連情報をもとに,自分なりの課題をもって授業の準備をする(25分)
所要時間: 各回200分
スケジュール
- イントロダクション(授業の進め方の説明,授業内容の紹介) *毎回の授業で,①ポーズ ②呼吸法 ③瞑想を行い,徐々に質を高めていく *以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがある
- 基本のポーズ,呼吸法,瞑想 ラージャヨーガ(王様のヨーガ)とヨーガの八支則(身心変容のプロセス)の概説
- 道徳的訓練① ヨーガの八支則:ヤーマ(禁戒),ニヤーマ(勧戒)について学ぶ
- 道徳的訓練② チャクラワーク(心の体操)により,心と身体のつながりを知る
- 身体的訓練 ポーズのバリエーションを広げる
- アーユルヴァ―ダ(インドの伝統医学)とヨーガ① 自分の体質・体調を知る
- アーユルヴェーダとヨーガ② 自分の体質・体調に合ったポーズ,呼吸法を学ぶ
- 呼吸法① ヨーガの目的別呼吸法を学ぶ
- 呼吸法② 担当教員オリジナルの呼吸法を学ぶ
- 瞑想法① マインドフルネス瞑想他
- 瞑想法② 坐禅,観想法他
- 瞑想法③ 問題解決のための瞑想法他
- 瞑想法④ 瞑想を深める
- まとめ 授業全体の総括 授業で実修した,ヨーガの思想や技法を日常生活で実践し,その実践記録をレポートとして提出する
教科書
授業内で,オリジナルの資料を配付する。
参考書
授業内で,紹介する。