パラアスリートと考える障がい者スポーツと共生社会

共通 - 全学共通

GSB20080

コース情報

担当教員: 島 健

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

35%

リアクションペーパー

35%

レポート

30%

その他

・出席状況は出席カードの提出で判断し,5回以上の欠席は不合格とする。 ・レポートは中間レポートと最終レポートの2回があり総合的に評価する。 ・12・13回目に中間レポート(提言)をもとに一部学生に発表をしてもらう。発表した学生には加点をする。

0%

詳細情報

概要

本講座は,あいおいニッセイ同和損害保険(株)の寄付講座として開講する。 2024年はオリンピック・パラリンピックイヤーであり,夏季大会がパリで開催される。 本授業では大会を迎える前に,2021年に日本で開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の重要な要素でもあった「パラリンピック」に着目し,パラスポーツ(障がい者スポーツの意)を取り巻く現状と課題について学習する。(なお,オリ・パラ共通のテーマについては,その垣根を取り払い,授業計画に反映する。) スポーツには「する」「みる」「ささえる」という3つの視点があるが,本講座では特に「みる」「ささえる」という視点を中心に,さまざまな角度からパラスポーツと共生社会を考えることを試みる。 全14回の講義を以下の3つに区分し,わかりやすい講座を目指す。 ① 知る(基本講義) ② みる,ささえる立場から考える ③ パラスポーツや関連大会の課題を考える 本講座は担当教員による授業に加えて,パラスポーツ関係者をゲスト講師として招へいし,パラスポーツを取り巻く環境,選手の活動実態,支援者の活動など,すそ野からみたパラスポーツの実際について学ぶことで,共生社会構築の関する社会課題を考える。 また,各回授業のリアクションペーパーと学生による課題発表回を通して各回テーマの現状と諸課題について主体的に考え学ぶ契機とする。 授業内でグループによるディスカッションを行う

目標

1.パラリンピックやパラスポーツの諸相を学ぶことにより,共生社会構築に向けて何が必要か考えられるようになる。 2.2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会を共生社会促進のための大きな影響力を与えたイベントとして捉え,大会とそのレガシーについて理解を深める機会を提供し,ボーダレスな共生社会の実現を展望し,自らの考え方を持つ。 3.授業を通じて「スポーツにおける共生」と「スポーツを通した共生社会」を「自分ごと」として捉えられるようになる。そして,今後どのようなレガシーを残すべきかを考え,具体的行動につなげる。

授業外の学習

毎回の授業後は以下の学習(各回190 分程度)を行うことが求められる。 ・授業資料を用いて内容を復習する。(50分) ・事前資料を用いて内容の予習を行う。(50分) ・各回テーマに関連した文献や関連団体のホームページなどについて調べる。(70分) ・学期中にもたくさん開催されている大会などに実際に参加する。(大会観戦等140分以上:各回20分相当) ・日頃からパラスポーツに関わることに関心を持ち,積極的に情報収集を行う。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス 連携講座開講の趣旨/スポーツを取り巻く環境
  2. パラリンピックの基礎知識(1)(ゲストスピーカー)
  3. パラリンピックの基礎知識(2)(ゲストスピーカー)
  4. パラリンピックの基礎知識(3)~大学での取組み~
  5. アスリートの視点から考える ~パラスポーツ編~(ゲストスピーカー)
  6. パラアスリートの実情を知る・考える
  7. アスリートの視点から考える ~オリンピック編~(ゲストスピーカー)
  8. 競技団体の視点から考える ~中央と地域~
  9. スポーツマネジメントの視点から考える
  10. スポーツ科学の視点から考える
  11. SDGsの視点から考える ~地域・企業等の動向~
  12. 中間レポート発表「自分なりの提言」(グループ調査:代表グループ発表)
  13. 中間レポート発表 「自分なりの提言」(個人調査:代表個人発表)
  14. まとめ・共生社会の構築に向けてできること

教科書

適宜授業内で指示する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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