共生社会創生論

共通 - 全学共通

GSB20040

コース情報

担当教員: 新藤 こずえ

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

40%

定期試験

定期試験期間中

60%

その他

定期試験では,指定教科書のみ持参可。ただし教科書の閲覧時間に関しては制約を設けます。

0%

詳細情報

概要

本科目は,誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い,人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会実現を目指す「共生社会」の創設をテーマとして,多方面の専門家による講義と討論を行うものである。具体的には「差異性をもった人々」として障害のある人々や先住民を措定し,共生社会について検討する。 なお,授業内容に応じて受講生同士での意見交換やグループワークを行う機会がある。 この科目は「インクルーシブ社会を目指すための教育推進プログラム」の導入科目である。

目標

上智大学の教育理念である,現代社会に対する鋭敏な問題意識と判断力を養成することに応えるものである。また,差異性をもった人々への理解を深めることを通して,みずからの人格を形成し,共生社会に主体的に貢献できる人材の育成をも目指すものである。

授業外の学習

事前学習として指定教科書の該当箇所を読んでくること。 障害者福祉,障害者芸術,日本国内外の先住民などに関心を持ち,書籍や新聞,ニュース,インターネット(信頼できるものに限る)などから情報収集を行い,学びを深めること。また,学期末レポートを作成し提出することが必要である。

所要時間: 授業テーマに関連する文献閲読,情報収集120分,授業の振り返りとリアぺ作成70分

スケジュール

  1. オリエンテーション:「障害」とはなにか(新藤) ※以下は予定であり,変更することがありうる
  2. 障害のある人を取り巻く社会情勢と生活実態(新藤)
  3. きょうだい児支援(久田・新藤)
  4. 障害者とマスメディア(新藤)
  5. アフリカに暮らす障害者の生活(戸田)
  6. アフリカにおける先住民問題(戸田)
  7. パラリンピックと共生社会(久田・新藤)
  8. リハビリテーションとスポーツ(石川)
  9. パラリンピック難民選手団からみえてくるもの(子安)
  10. 障害のある人の家族支援(石川)
  11. 障害の有無を超えた芸術活動(新藤・ゲスト)
  12. インクルーシブコミュニケーションⅠ発達性ディスレキシアのメカニズムと援助(原)
  13. インクルーシブコミュニケーションⅡ障害当事者の経験(新藤・ゲスト)
  14. 共生社会創生論の可能性,まとめ(新藤)

教科書

下記のテキストを教科書指定する。 久田満編『パラリンピックと共生社会』明石書店 ISBN:978-4-7503-5729-4

  • パラリンピックと共生社会

    著者: 久田満編

    出版社: 明石書店・2024年

参考書

書籍情報はありません。

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