社会学

共通 - 課程

GQT15110

コース情報

担当教員: 田村 公人

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水4

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

40%

レポート

60%

その他

リアクションペーパーは,毎回の授業の出欠確認を兼ねます.また,提出回数と内容を重視します.内容の目安は授業内でお伝えします.レポート試験は,最終レポートのみとします.最終レポートは,内容と分量を重視します.分量の目安は授業内でお伝えします.最終レポートの課題は,授業時間内にてお伝えします.

0%

詳細情報

概要

本授業は,社会学を専攻しない学生のみなさんが主たる受講者となる点,授業期間が半期となる点双方を勘案し,社会学の基礎的な素養を身につけていただくことを目的とします.具体的には,授業の前半では社会学の代表的な古典,中盤以降は現代日本の個別の社会事象に着目した,様々な社会学の実証研究を取り上げ,講義していきます.なお,本授業は,元々,教職を目指す学生のみなさんむけに開講される授業ということもあり,広い意味での若者のライフスタイルをテーマとする授業内容の比率を高めている点,授業の一層の充実を図るべく,第11回の授業においてプロのジャズ・ミュージシャンを授業にお招きし,学生のみなさんとの質疑応答の機会を予定している点,ご承知おきください.

目標

・社会学の基礎的な視点を身につけることができる. ・社会学の視点から,現代日本の様々な社会事象について洞察することができる. ・多様な他者の存在を理解し,かつ,多様な他者と共存する社会の形成に向けて,社会学の視点を活かした提案を行うことができる.

授業外の学習

・教員の指示にしたがい,次回の授業範囲に関連する専門用語の意味を調べ,かつ,予備知識を得ておいてください. 復習 ・授業時に記述したリアクションペーパーの内容を真摯に再検討するとともに,最終レポート課題に向けての準備作業も兼ね,教員が指示した授業内容に関連する参考文献を精読しつつ,自分なりの考察をノートにまとめてください.

所要時間: 予習(50分以上),復習(140分以上)

スケジュール

  1. イントロダクション――社会学は「社会」の授業と何が違うのか? 「※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる」
  2. 社会学の成立+社会学は自殺をどのように考えるか?(心理学と社会学の違い)
  3. 社会学は自殺をどのように考えるか?(自殺の類型論)
  4. 社会学は資本主義をどのように考えるか?(経済学と社会学の違い)
  5. 社会学は資本主義をどのように考えるか?(宗教と資本主義の関係)
  6. 社会学は1960年代の無差別殺人犯をどのように考えるか?(『まなざしの地獄』)
  7. 社会学は2000年代の無差別殺人犯をどのように考えるか?(「まなざしの不在の地獄」)
  8. 社会学は教育格差をどのように考えるか?
  9. 社会学はフリーターをどのように考えるか?
  10. 社会学はショッピングモールをどのように考えるか?
  11. 社会学は都市文化芸術施設をどのように考えるか?(ゲスト招聘予定)
  12. 社会学はキャバ嬢をどのように考えるか?
  13. 社会学はブランド消費をどのように考えるか?
  14. まとめ

教科書

使用しません.

    参考書

    授業内にて,適宜,指示します.下記に,その一部として3冊を紹介しておきます.

    • 自殺論

      著者: デュルケーム

      出版社: 中公文庫・1985年

    • まなざしの地獄ー尽きなく生きることの社会学

      著者: 見田宗介

      出版社: 河出書房新社・2008年

    • フリーターという生き方

      著者: 小杉礼子

      出版社: 勁草書房・2003年

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