数学科教育法IV

共通 - 課程

GQT14100

コース情報

担当教員: 中筋 麻貴

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

50%

授業内期末試験

授業期間中

50%

その他

以上をもとに総合的に判断する.

0%

詳細情報

概要

中学校・高等学校における数学科の授業を行うために必要な指導力を培う.そのためには,授業技術に加え,関連する幅広い知識が必要である.本講義では,数学教育の目的と現在直面している課題を理解し,これからの数学教育を担う教師として必要な知識と方法をアクティブ・ラーニング(双方向授業・模擬授業など)を取り入れた講義を通して学んでゆく.具体的には,中学校数学の検定教科書を用いた教材研究,指導案作成および模擬授業とその評価を中心に講義を進める.また,時間が許す範囲で教員採用試験対策に取り組む. なお,講義スケジュールは現地点での予定であり,内容に多少の変更が生じる可能性がある.

目標

現在の数学教育における問題や課題点に対し,主体的に解決できる能力を身につけることを到達目標とする.以下の3つを具体的な目標とする. (1) これからの数学教育のあり方,課題点について学ぶ. (2) 中学校・高校数学の指導内容を深く理解し,よりよい授業の指導法(デジタル教材およびICT機器の活用を含む)を習得する. (3) 生徒の数学に対する意識をふまえ,興味・関心をひきだす授業展開の考察

授業外の学習

本講義では,中学校・高等学校において即戦力となる模擬授業の展開を要求するため, 教材研究,指導案作成,各自のアイデアを盛り込み取り組んだ模擬授業準備等,具体的なそれぞれの課題について,入念な事前準備を必要とする. また,教員採用試験対策を進める. ・教材研究として,各単元の学習指導要領の確認を行う(30分) ・指導案の作成および模擬授業の準備(120分) ・教員採用試験対策(40分) 質問などはメールもしくはMoodleを利用すること.

所要時間: 190分

スケジュール

  1. オリエンテーション.中学・高等学校の学習指導要領の確認および授業分担等
  2. 教材研究と学習指導案の作成について
  3. 模擬授業1(1年 文字式)「導入」の仕方
  4. 模擬授業2(1年 方程式)発問と声かけ
  5. 模擬授業3(1年 比例と反比例)板書指導I
  6. 模擬授業4(1年 平面図形と空間図形)プリント教材作成
  7. 模擬授業5(2年 連立方程式)デジタル機器の利用
  8. 模擬授業6(2年 1次関数)模擬授業の評価
  9. 模擬授業7(2年 平行と合同/三角形と四角形)板書指導II
  10. 模擬授業8(2年 確率)教材研究
  11. 模擬授業9(3年 平方根)教員採用試験にむけてI
  12. 模擬授業10(3年 二次方程式/関数y=ax2)教員採用試験にむけてII
  13. 模擬授業11(3年 円/三平方の定理)教員採用試験にむけてIII
  14. 振り返りおよび到達度確認

教科書

授業と並行して,以下を参考とすることを推奨する. 中学校学習指導要領(平成29年告示) 高等学校学習指導要領(平成30年告示) 中学校学習指導要領解説・数学編(平成29年7月,文部科学省) 中学校数学の検定済教科書

    参考書

    書籍情報はありません。

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