教育相談
共通 - 課程
GQT13105
コース情報
担当教員: 石井 裕美
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火2
形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
リアクションペーパー
レポート
その他
1/3以上の出席(出席カード・リアクションペーパーの提出,およびオンデマンドの場合動画視聴)が評価を受ける要件となる。グループワーク等への参加態度は出席点に含まれる。
詳細情報
概要
不登校,いじめ,発達障害など,今日の教育現場の課題を理解し,学校カウンセリングの基礎となる理論を学ぶ。また,具体的な事例をもとに,対応について検討し,児童生徒の成長・発達を支援することに役立ち,かつ関係者との連携に有効なカウンセリング・スキルの基礎を身につける。授業計画に関しては,受講生の背景,理解度に応じて毎回にトピックや重点の置き方,講義順序などを変更することがある。 授業は対面とオンデマンドの併用で行う。それぞれの利点を活かした構成とし,ロールプレイ等のグループワーク,事例紹介等は対面のみで行う予定である。グループワークには積極的に参加すること。
目標
教育相談は,生徒が自己理解を深め,好ましい人間関係と適応的な生活力を育み,個性の伸長や人格の成長を支援する教育活動である。本授業は,生徒個々の発達状況や心理的特質,教育的課題に対する適切な理解と支援,及びカウンセリングの意義,理論や技法に関して,必要な基本的知識を身に付ける。
授業外の学習
その日に扱う予定のテーマについて,自分の体験を思い出しながら疑問点や考えをまとめ,問題意識をもって授業に臨むこと。日常的に教育や子どもに関わる問題に関心を持ち,学んだことへの理解を深め,生かせるものにすること。毎回の講義内容に対するミニレポートとして期限までのリアクションペーパーの提出を求めるため,講義外で時間を取る必要が生じる。
所要時間: 90分
スケジュール
- 教育相談(学校カウンセリング)とは何か 教育相談とは何かを知り,授業で学ぶことの全体像をイメージする
- カウンセリング,カウンセラーとは カウンセリング・カウンセラーとは何かを知り,学校における教育相談の意義と課題を理解する。学校教育におけるカウンセリングマインドの必要性を理解する
- カウンセリング理論① 聴くこと(傾聴技法の理解と体験) 受容,傾聴,共感的理解等のカウンセリングの基礎的な姿勢や技法を学ぶ。
- カウンセリング理論② 理解すること(アセスメントの基礎) 児童・生徒の問題を理解し,より効果的な援助方針を立てるための方法について学ぶ。
- カウンセリング理論③ 応用行動分析 学校場面での問題の把握・理解・解決のために役立つ,応用行動分析の理論について理解する。
- カウンセリング理論④ 無意識の理解(深層心理学) 学校現場において,子どもたちの心について深く理解するために役立つ,深層心理学の理論について学ぶ。
- 環境調整と連携 学校におけるスクールカウンセラーと教員との連携,学校と家庭との連携,地域の医療・福祉・心理等の専門機関との連携の方法,意義,必要性について学ぶ。
- 不登校・いじめ・問題行動とその対応① いじめ,不登校,非行等,児童・生徒の不適応や問題行動の意味を理解し,児童・生徒及び生徒の発達段階や発達課題に応じた教育相談の進め方について学ぶ。
- 不登校・いじめ・問題行動とその対応② いじめ,不登校,非行等,児童・生徒の不適応や問題行動の意味を理解し,児童・生徒及び生徒の発達段階や発達課題に応じた教育相談の進め方について学ぶ。
- 特別支援教育と発達障害① 発達障害にまつわる児童・生徒の問題に対して,発達課題に応じた教育相談の進め方,特別支援教育の役割,個別指導計画の作成や校内体制の整備について理解する。
- 特別支援教育と発達障害② 発達障害にまつわる児童・生徒の問題に対して,発達課題に応じた教育相談の進め方,特別支援教育の役割,個別指導計画の作成や校内体制の整備について理解する。
- 特別支援教育と発達障害③ 発達障害にまつわる児童・生徒の問題に対して,発達課題に応じた教育相談の進め方,特別支援教育の役割,個別指導計画の作成や校内体制の整備について理解する。
- 児童・思春期に見られる精神疾患の基礎知識 児童・思春期に見られる精神疾患について学び,児童・生徒の課題に応じた教育相談の進め方,専門機関との連携の意義や必要性について理解する。
- 危機介入・緊急支援 虐待,自殺,災害等の危機的状況に対する介入や支援の方法,専門機関との連携の意義や必要性について理解する。
- 教育相談を学校に活かすために
教科書
特になし,参考書は講義内で適宜紹介する。
参考書
書籍情報はありません。