教育心理学
共通 - 課程
GQT13003
コース情報
担当教員: 一前 春子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水2
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
15%
リアクションペーパー
15%
定期試験
定期試験期間中
70%
詳細情報
概要
幼児期から児童期・青年期の発達,教授-学習過程,動機づけ,人格・適応,評価・測定,個人差,特別支援教育などのテーマを取り上げる。教育心理学の基本的視点と考え方および新たな知見を講義し,これに基づいて,子どもの現状および現在の学校教育について受講者自身の考えや理解を深めるようにする。 授業計画に関しては,受講生の背景,理解度に応じて毎回にトピックや重点の置き方,講義順序などを変更することがある。 授業は講義形式で進めるが,リアクション・ペーパーの提出を求めることがある。
目標
1. 教育心理学の基本的な考え方を学び,幼児・児童・生徒の心身の発達と学習過程についての理解を深め,これらを教育現場で活かすことのできる応用力を身につける。 2. 障害などを含む個々人の多様性を理解し,適した教育支援のあり方を考察することができるようになる。
授業外の学習
1. 授業で扱うテーマについて授業前に参考書を読み,専門用語について予備知識を得ておく(所要時間:各回1~2時間程度)。 2. 授業後にテキストの章末問題を自分で解く(所要時間:各回1~2時間程度)。
所要時間: 190分
スケジュール
- 教育心理学の基礎(1):乳幼児期・児童期の発達…ピアジェ・ボウルビィの理論 *以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。
- 教育心理学の基礎(2):思春期・青年期の発達…エリクソンの理論
- 教育心理学の基礎(3):学習…条件づけ・観察学習
- 教育心理学の基礎(4):認知と記憶…短期記憶・長期記憶・忘却
- 教育心理学の基礎(5):動機づけ…内発的動機づけ・原因帰属
- 教育心理学の基礎(6):パーソナリティ…性格と知能の評価
- 教育実践の教育心理学(1):対人関係と学級集団…児童・生徒の人間関係 教育実践の教育心理学(2):学習環境…教師-生徒関係・学級雰囲気
- 教育実践の教育心理学(3):学習スキル…知識の獲得と概念の学習
- 教育実践の教育心理学(3):学習スキル…問題解決と推理
- 教育実践の教育心理学(4):教授方法…発見学習・受容学習・グループ学習
- 教育実践の教育心理学(5):教育評価…評価の目的・評価基準
- 教育実践の教育心理学(6):障害と特別支援教育…発達障害の理解・特別な支援ニーズのある子どもへの心理的支援
- 教育実践の教育心理学(6):障害と特別支援教育…特別支援教育と福祉的支援
- 現在の教育の課題(1):個人差に応じた教育 現在の教育の課題(2):学校・家庭への介入と支援…キャリア教育で育成したい能力
教科書
谷口明子・廣瀬英子編著『育ちを支える教育心理学』(学文社,2017年)をテキストとして指定する。
育ちを支える教育心理学
著者: 谷口明子・廣瀬英子編著
出版社: 学文社,2017年
参考書
リストにある3冊を参考図書として指定する。
教育心理学Ⅰ
著者: 大村彰道編
出版社: 東京大学出版会
教育心理学Ⅱ
著者: 下山晴彦編
出版社: 東京大学出版会
学校教育と学習の心理学
著者: 秋田喜代美・坂本篤史
出版社: 岩波書店 2015年