生徒指導論

共通 - 課程

GQT12410

コース情報

担当教員: 京免 徹雄

単位数: 1

年度: 2024

学期: 2Q集中

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業内期末試験

授業期間中

60%

中間試験

授業期間中

40%

その他

期末試験は,第7回(最終回)の授業内で行います。

0%

詳細情報

概要

本科目では,生徒指導の意義,原理,理論,方法について学び,中学校・高等学校における「生き方指導に関する実践力の基礎」を身に付けます。 「生徒指導」という言葉で多くに人がイメージするのは,いじめ,暴力行為,少年非行などの問題行動や不登校等への対応です。確かに,これらは生徒指導の重要な機能ではありますが,その意義はこ問題の予防や事後解決にとどまりません。生徒指導とは,児童生徒が,社会の中で自分らしく生きることができる存在へと,自発的・主体的に成長や発達する過程を支える教育活動を指しています。その目的は,児童生徒一人一人の個性の発見とよさや可能性の伸長と社会的資質・能力の発達を支えると同時に,自己の幸福追求と社会に受け入れられる自己実現を支えることにあります。つまり,「治す」指導だけでなく「育てる」指導にも目を向ける必要があります。 本授業では,子どもの問題解決や夢や希望の達成にかかわる専門的な支援のための理論と方法,校内の組織体制,さらには外部との連携の在り方を考えていきます。

目標

1.生徒指導の意義と原理を理解している。 2.学校内外における生徒指導の組織と連携体制の構築方法を把握している。 3.問題解決的・予防的・開発的生徒指導の基礎技術を身に付けている。

授業外の学習

1.『生徒指導提要(改訂版)』に事前に目を通した上で,授業に臨んでください。以下のURLからアクセスできます。 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1404008_00001.htm 2.講義したテーマに関して,提示された参考文献を用いて,さらに深く探究してみてください。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 生徒指導の目的と機能
  2. 生徒理解に基づく集団指導と個別指導
  3. 予防的・開発的生徒指導の意義と方法―校則を事例として―
  4. 開発的生徒指導の実際―ダイバーシティを事例として―/中間試験
  5. 協働による生徒指導の体制の確立―チームとしての学校の進展に向けて
  6. 不登校・中退の実態とその解決に向けて
  7. いじめの実態と解決に向けた指導/まとめ―「治す」指導から「育てる」指導へ―/期末試験

教科書

教科書は指定せず,資料を配付します。

    参考書

    • 生徒指導提要(改訂版)

      著者: 文部科学省

      出版社: 文部科学省・2022年

    • 新しい時代の生徒指導・キャリア教育

      著者: 和田孝・有村久春

      出版社: ミネルヴァ書房・2019年

    • 日米比較を通して考えるこれからの生徒指導

      著者: 片山紀子・藤平敦・宮古紀宏

      出版社: 学事出版・2021年

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