生徒指導論

共通 - 課程

GQT12400

コース情報

担当教員: 中原 章子

単位数: 1

年度: 2024

学期: 1クォーター

曜限: 水4

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

10%

授業参加

20%

リアクションペーパー

10%

レポート

20%

定期試験

定期試験期間中

40%

詳細情報

概要

「生徒指導」という言葉から,あなたはどんなイメージを持ちますか。校則の強制,頭髪服装指導,問題行動への対応など,生徒をしばり,型にはめる管理的な教育というイメージを持っていることも多いのではないでしょうか。一方,朝の昇降口や授業などでのあいさつ,ホームルーム活動や生徒会行事,そして教室の清掃など,日々の学校生活のリズムを保ち,健全で安心して過ごせる環境をつくり,生徒とその集団を豊かなものにするための活動も生徒指導なのです。 この講座では,教師を目指す方々にとって必要な生徒指導の基本的な考え方を学ぶとともに,生徒を取り巻く様々な状況に対応するため,実践に即した生徒指導のあり方を学びます。なお,授業内容については状況により予定を変更することもあります。

目標

(1)生徒指導の意義・原理と,その機能を正しく理解する。 (2)学校における制度・組織等の観点から,生徒指導の様々な展開を理解する。 (3)現状の生徒指導上の様々な問題を理解し,対応のあり方を理解する。 (4)これからの共生社会の中で自立して生きる力をつける指導を考察する。 上記の目標に到達することにより,教員にとって必要不可欠である生徒指導に関する 資質を身につける。

授業外の学習

・参考図書等の読み込み(*参考図書等に関しては,授業内で指示) ・レポートの作成 ・グループワークの準備 他

所要時間: 190分

スケジュール

  1. *以下は予定であり授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがある オリエンテーション :教員になるということ 生徒指導の意義と原理:文部科学省「生徒指導提要」にもとづいて考える
  2. 学校組織と生徒指導:学校組織の中での生徒指導の機能と位置づけ等について 教育課程と生徒指導:教育課程(教科,LHR,総合学習,特別活動等)における位置づけとその展開について
  3. 問題行動と生徒指導(1):いじめ,非行等の現状の理解と学校における対応について考える
  4. 問題行動と生徒指導(2):いじめ,非行等の現状の理解と学校における対応について考える
  5. 教育相談と生徒指導:生徒の不適応,不登校等の理解とその対応や,学校における教育相談のあり方等について考える
  6. 特別支援教育と生徒指導:特別支援教育の意義とその機能について理解し,普通校・学級のなかでの特別支援教育の視点にたった生徒指導のあり方を考える
  7. 保護者・地域社会との連携と生徒指導:学校外の力を活用した生徒指導について 多様化する生徒指導と新しい課題:急増する外国籍生徒への対応や,ネット環境の中における新たな課題等を考える

教科書

下記の文部科学省による「生徒指導提要」を主たるテキストとします。その他については,授業の中で示します。

  • 生徒指導提要

    著者: 文部科学省

    出版社: 東洋館出版社・令和5年

参考書

上記の文部科学省「生徒指導提要」の内容理解をより充実させるためのものです。進路指導も含まれており,自習書としても活用できます。

  • 生徒指導・進路指導

    著者: 安達未来・森田健宏

    出版社: ミネルヴァ書房・2020年

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