特別活動論
共通 - 課程
GQT12230
コース情報
担当教員: 伊東 毅
単位数: 1
年度: 2024
学期: 3クォーター
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
レポート
その他
出席は前提であり,3分の2以上の出席がなければ単位は取得できない。 出欠確認時の代返・代筆や出欠確認後の無断退出などの不正行為が1度でもあった場合には単位の取得ができない。
詳細情報
概要
「特別活動」は1951年改訂の『学習指導要領一般編(試案)』に「特別教育活動」という名称で登場して以来,教育課程の重要な一分野として現在まで存続してきた。その内容は,増減を繰り返しながら現在の「学級活動(高等学校の場合は「ホームルーム活動」)」「生徒会活動」「学校行事」の3つに到っている。いずれにしても集団活動を通じて社会的なスキルを育成することが目指されている。また,各「教科」や「道徳」に比べて行動を伴う学習が期待されている。しかし,一方で「特別活動」は,特に「学校行事」をめぐって論争の的になることもしばしばあった。本講義では,こうした「特別活動」の変遷を辿るとともに,特別活動の抱える問題点や課題を整理しつつ,その具体的な指導法についても確認していく。
目標
本科目の到達目標は,(1)学習指導要領における特別活動の目標と内容,特別活動と各教科等との関係,学級活動・ホームルーム活動や生徒会活動・クラブ活動・学校行事の特質を理解することと,(2)教育課程全体で取り組む特別活動の指導,取組の評価・改善の重要性を理解し,話し合いや物事の決め方をはじめとする集団活動の意義や方法を示すことができたり,また,家庭・地域・関係機関等との連携の在り方を理解していること,である。
授業外の学習
「講義スケジュール」欄に事前に読んでおくべきテキストの章を*マークで指示しておいた。確認してほしい。
所要時間: 2時間程度
スケジュール
- ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。 オリエンテーション *テキスト「はじめに」・第1章・第2章をあらかじめ読んでおくこと。
- 特別活動の変遷と教育課程上の位置 *テキスト第3章・第4章をあらかじめ読んでおくこと。 【この回にレポート課題の提示と書き方についての説明を行う(予定)】
- 学級活動・ホームルーム活動(その1)―学級や学校の生活づくりを中心に― *テキスト第5章・第7章をあらかじめ読んでおくこと。
- ディベート(その1)―準備― *テキスト第8章をあらかじめ読んでおくこと。
- ディベート(その2)―実践― *テキスト第8章をあらかじめ読んでおくこと。
- 学級活動・ホームルーム活動(その2)―学業と進路― *テキスト第9章をあらかじめ読んでおくこと。
- 生徒会活動とクラブ活動と学校行事 *テキスト第10章・第11章・第13章をあらかじめ読んでおくこと。
教科書
必ずテキストを各自で持参し受講すること。持参しない場合は授業参加点が減点となる。
未来の教師と考える特別活動論
著者: 伊東毅
出版社: 武蔵野美術大学出版局・2022年
参考書
文部科学省「中学校学習指導要領」(平成29年3月告示) 文部科学省「中学校学習指導要領解説 特別活動編」(平成29年7月) 文部科学省「高等学校学習指導要領」(平成30年3月告示) 文部科学省「高等学校学習指導要領解説 特別活動編」(平成30年7月) 上記は文部科学省のホームページで確認できる。