特別活動論

共通 - 課程

GQT12210

コース情報

担当教員: 中村 豊

単位数: 1

年度: 2024

学期: 1クォーター

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

5%

リアクションペーパー

5%

レポート

60%

授業内期末試験

授業期間中

20%

小テスト等

10%

詳細情報

概要

特別活動は,教科外教育であり,3つの内容から構成されている。学級活動・ホームルーム活動は,教育課程に位置付けられており,正規の授業として年間授業時数が定められている。これと生徒会活動並びに学校行事等をとおして育まれる資質・能力について明らかにする。また,「人間関係形成」,「社会参画」,「自己実現」,「チームとしての学校」の視点から,特別活動の特質を踏まえた学習を進める。 半面,特別活動における学級活動・ホームルーム活動は,進路指導の要の時間である。また,職場訪問,職場体験,インターン実習,上級学校訪問などの学校行事は,生徒が自ら,将来の進路を選択・計画し,その後の生活によりよく適応し,能力を伸長する進路指導のねらいと重なる点が多い。それゆえ進路指導・キャリア教育の視点に立った授業改善や体験活動,評価改善の推進やガイダンスとカウンセリングの充実等,特別活動との関連を踏まえ,具体的な教育実践事例を通して学習を進める。

目標

特別活動は,1968年に誕生してから半世紀にわたり「為すことによって学ぶ」ことと「望ましい集団活動を通して」行うことを方法原理とし,教科書のない日本独自の授業及び教育活動として発展してきた。本授業では,特別活動で育まれる資質・能力が人間形成において重要な役割を果たしていることを理解する。また,キャリア教育の要の時間として,生徒のキャリア形成に資する機能について理解すること,生徒指導における積極的な意義と関連付けられることなどを目的とする。

授業外の学習

・各回の授業を参照の上,事前学習・復習をしておくこと。 ・指定テキストの章末に課題があるので取り組むこと。

所要時間: 3時間20分

スケジュール

  1. 授業ガイダンス 特別活動とは 特別活動の理論,教育的意義
  2. 特別活動の内容と指導計画 特別活動の評価と方法
  3. 学級活動の実際
  4. 自主的,実践的な活動(生徒会活動)
  5. 特別活動と生徒指導 特別活動と学習指導案
  6. 特別活動,道徳教育,総合的な学習の時間 キャリア教育
  7. ガイダンス機能と社会情動的スキル 授業内到達度評価

教科書

中村豊編著(2018)『新しい教職教育講座 教職教育編 9 特別活動』ミネルヴァ書房

    参考書

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