ICT教育の理論と実践
共通 - 課程
GQT11500
コース情報
担当教員: 芝﨑 順司
単位数: 1
年度: 2024
学期: 2クォーター
曜限: 木4
形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
30%
リアクションペーパー
10%
レポート
60%
詳細情報
概要
本科目では,講義および視聴覚資料による解説・事例紹介とそれに基づく協議を通して,授業構成要素および授業の計画・実施・評価について体験的に学修する. また,学生自身が各種ICT機器,環境を活用し,体験的に学修する機会を設ける.
目標
教育現場におけるICT(情報通信技術)の活用について,その必要性,現状,今後の方向性,課題等を理解する. 授業における生徒および教員によるICTの活用の他,授業の準備,学習評価に関する活用,校務における活用や教育データの活用を取り上げる. また,情報社会を生きていくための資質・能力である情報活用能力について,その構成要素および具体的な指導法,教育課程上の位置づけについて理解する.
授業外の学習
資料の閲覧やコメントなど,授業中に指定した課題に取り組む.
所要時間: 190分
スケジュール
- 教育におけるICTの役割と導入:Society5.0と呼ばれる情報社会の状況を俯瞰する.GIGAスクール構想,教育クラウド,STEM教育などICT活用教育の状況を把握する.新学習指導要領におけるICT活用の位置づけについて学習する.
- 教育における先端技術とデジタルコンテンツ: AI,VR,AR,MRなどの教育利用,デジタル教科書などデジタルコンテンツのメリットや期待,留意点について学習する.
- 個別最適な学び,対話的な学び,協同的な学びを深めるICTの活用と遠隔授業:アダプティブラーニング(適応型学習)や,ICTによる共有・協働・制作など,個別最適・対話的・協働的な学びを深めるICTの活用やオンライン授業について学習する.
- 教師のICT活用指導力と生徒によるICT活用:教師の授業におけるICT活用指導力の向上や生徒によるICT活用を促進する方法や指導の留意点について学習する.
- 特別支援におけるICT活用:特別支援における効果的なICT活用の方法や指導の留意点について学習する.
- 生徒の情報活用能力の育成:情報活用能力と教科の資質・能力を育成するための指導方法や指導の留意点について学習する.
- 校務の情報化とデータの活用:校務の情報化や校務支援システムの活用法,教師による教育データの活用法や推進の際の留意点について学習する.
- 情報モラルとセキュリティ教育:情報活用能力としての情報モラルとICT活用に当たって必要な情報モラルを身につけるための教育の内容と方法について学習する.
教科書
必要に応じて授業中に紹介する.
参考書
文部科学省公式サイト「学習指導要領等」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm 文部科学省公式サイト「教育の情報化の推進」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/index.htm