教育原理
共通 - 課程
GQT10402
コース情報
担当教員: 杉村 美佳
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月4
形式: オンデマンド授業
レベル: 100
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
60%
授業内期末試験
授業期間中
40%
詳細情報
概要
本講義では,教育目的論,子ども観・教育観,学校論,学力観,教育改革の動向などの基本的なテーマについて,歴史的かつ思想的に考察し,教職教養の基礎を培うことを目的とする。また講義に加え,リアクションペーパー(課題)の作成を通して,教育事象を論理的かつ批判的に考察する力を培う。
目標
欧米および日本における教育の理念と歴史,思想について学ぶことにより,現代の教育課題をめぐる諸問題を歴史的・思想的視点から捉える力を身に付けることを目指す。
授業外の学習
毎回の授業で紹介される次回授業の参考文献・資料を熟読し,授業に出席すること。(各回所要時間1時間) 講義内容をふまえたリアクション・ペーパーを課すので,掲示されたプリント等を読み,毎回の講義内容の理解を深めること(各回所要時間190分)。
所要時間: 190分
スケジュール
- 教育の目的や本質(1)―子ども観・家庭の観点から―
- 教育の目的や本質(2)―社会・国家の観点から―
- 教育の思想(1)―伝統的な子ども観と教育観 ―
- 教育の思想(2)―子どもの発見(ルソーとペスタロッチの教育思想)―
- 教育の思想(3)―欧米における近代学校教育システムの形成―
- 教育の思想(4)―欧米の新教育思想と学校の改革(デューイの教育思想と実践)―
- 教育の歴史(1)―近代教育制度の創始―
- 教育の歴史(2)―明治期における義務教育制度の確立―
- 教育の歴史(3)―学歴主義社会の形成―
- 教育の歴史(4)―大正期における欧米の新教育運動の受容と展開―
- 教育の歴史(5)―戦時下の教育と戦後の教育制度改革―
- 教育改革の動向(1)―学習指導要領の変遷ー
- 教育改革の動向(2)―「生きる力」と「資質・能力」の育成―
- 総括および授業内試験
教科書
テキストの他,毎回プリントをMoodleに掲出するため,事前にダウンロードあるいは印刷して授業内容を記入しながら視聴すること。
新・教職のための教育原理
著者: 内海崎貴子編
出版社: 2021年
参考書
教育史
著者: 古沢常雄・米田俊彦編
出版社: 学文社,2017年
教育思想史
著者: 今井康雄
出版社: 有斐閣,2009年