教育原理

共通 - 課程

GQT10400

コース情報

担当教員: 野村 和

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火1

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

50%

レポート

20%

授業内期末試験

授業期間中

30%

詳細情報

概要

本講義では,子ども観・教育観の歴史的展開,学校の歴史,教育改革の動向などのテーマについて検討し,教育学の基礎理論を理解するとともに,健全な教育観を構築する。さらに,教育の理念や思想,学校の歴史的変遷について検討し,学力観をめぐる問題など現代社会の教育課題について歴史的な視点から考察する。 授業においてリアクションペーパーの提出を求める。リアクションの内容や質問については,次の授業回において受講者への共有や回答をもってフィードバックを行う。

目標

1)教職に必要な教育学の基礎知識を修得する。 2)欧米および日本における教育の理念と歴史,思想について理解できるようになる。 3)現代の教育課題をめぐる諸問題を歴史的・思想的視点から捉える力を身に付ける。

授業外の学習

【予習】(所要時間:各回90分程度) ・授業で使用するスライドや配布資料を事前に確認して,不明な部分を調べて自分なりに授業内容について理解をしておく。 【復習】(所要時間:各回100分程度) ・配布資料や自身の授業時のメモなどを利用して授業内容をまとめたうえで,ムードルにリアクションペーパーを投稿する。 授業資料および授業中に示す参考文献をもとに,予習・復習を行うこと。 講義内容を踏まえて毎回リアクションペーパーの提出を求める。授業資料を熟読するなどして講義内容の理解を深めること。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス-教育とは何か-
  2. 西洋教育思想史(1)西洋における教え込みの伝統
  3. 西洋教育思想史(2)自己発達思想の展開:ルソー・フレーベル
  4. 西洋教育思想史(3)新教育運動における教育思想:デューイ・モンテッソーリ
  5. 日本教育史(1)寺子屋にみる日本の伝統的学習観
  6. 日本教育史(2)日本における近代教育制度の成立
  7. 日本教育史(3)教育勅語体制の成立
  8. 日本教育史(4)新教育思想の受容と展開
  9. 日本教育史(1)戦時下の教育と戦後の教育制度改革
  10. 学力観をめぐる議論(1)学習指導要領の変遷
  11. 学力観をめぐる議論(2)生涯学習理念の登場とその背景
  12. 学力観をめぐる議論(3)PISA調査に見る日本人の学力
  13. 学力観をめぐる議論(4)21世紀型学力の育成
  14. 総括および授業内試験

教科書

授業時にプリントを配布し,それに従って授業を行う。

    参考書

    • 教育思想史

      著者: 今井康雄編

      出版社: 有斐閣・2009

    • 問いからはじめる教育学

      著者: 勝野正章・庄井良信

      出版社: 有斐閣・2015

    • 哲学する教育原理

      著者: 伊藤潔志編著

      出版社: 教育情報出版・2023

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