学校教育社会学

共通 - 課程

GQT10313

コース情報

担当教員: 谷田川 ルミ

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水5

形式: オンデマンド授業+同時双方向型授業(Zoomなど)

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

10%

授業参加

10%

リアクションペーパー

20%

授業内期末試験

授業期間中

60%

その他

出席はリアクションペーパーの提出のほか,Zoomへの入室ログを確認してチェックする。

0%

詳細情報

概要

本講義は,教育を社会学的ないし比較社会学的(比較教育学を含む)視点から考察し,現代社会における教育的諸課題とその背景に関する理解の深化を図りながら,教育に関する社会的,制度的又は経営的諸問題の解決に必要となる基本的知見・視点を受講生が獲得できるようになることを目指す。 具体的には,教育の社会学的ないし比較社会学的(比較教育学を含む)に関する理論的基礎を押さえた上で,教育に関する社会的,制度的又は経営的事項に諸事例をはじめとする具体的諸課題を取り上げて検討し,最終的には,現代社会,ないし21世紀社会における学校教育の社会的,制度的又は経営的事項の諸可能性へと考察を進める。

目標

(1)教育を社会的な営みとして理解することができる。 (2)家庭,学校,地域社会における教育について学ぶことをとおして,自らの教育経験を相対化して考えることができる。 (3)教育に関する法規,制度について理解し,改革の流れと現状について説明することができる。 (4)現代社会における教育の現状と問題点を整理することができる。

授業外の学習

課題は必要に応じて適宜,指示する。また,講義外の学習としては,常に身のまわりの教育問題に目を配り,新聞・ニュースなどをチェックしておくことが求められる。

所要時間: 190

スケジュール

  1. ガイダンス:学校教育社会学とは何か
  2. 教育の社会学的ないし比較社会学(比較教育学)的基礎 その1(人間形成と社会化)
  3. 教育の社会学的ないし比較社会学(比較教育学)的基礎 その2(教育と社会階層)
  4. 教育の社会学的ないし比較社会学(比較教育学)的基礎 その3(教育の公共性)
  5. 現代の学校教育における制度的又は経営的事項 その1(教育法規について考える)
  6. 現代の学校教育における制度的又は経営的事項 その2(学校運営と家庭・地域社会との連携)
  7. 現代の学校教育における制度的又は経営的事項 その3(学校安全・防災教育と地域社会との連携)
  8. 現代の学校教育における制度的又は経営的事項 その4(学級運営と教師-生徒関係)
  9. 現代の学校教育における制度的又は経営的事項 その5(いじめ・体罰・懲戒について)
  10. 21世紀における教育課題の社会学的ないし比較社会学的諸相 その1(教育問題の見方・考え方)
  11. 21世紀における教育課題の社会学的ないし比較社会学的諸相 その2(多文化社会,共生社会における教育)
  12. 21世紀における教育課題の社会学的ないし比較社会学的諸相 その3(子どもの貧困問題)
  13. 21世紀における教育課題の社会学的ないし比較社会学的諸相 その4(教育とジェンダー)
  14. 21世紀における教育課題の社会学的ないし比較社会学的諸相 その5(持続可能な開発のための教育:ESD,サステナビリティ)

教科書

テキストは特に指定しない。各回の講義のテーマに合わせた資料を配布する。

    参考書

    • 『新版 教育の社会学 -〈常識〉の問い方,見直し方』

      著者: 苅谷剛彦他編

      出版社: 有斐閣アルマ,2010年

    • 『理系教職のための教育入門』

      著者: 東野充成,谷田川ルミ編著

      出版社: 学文社,2018年

    • 『現代社会と教育』

      著者: 汐見稔幸,奈須正裕監修,酒井朗編著

      出版社: ミネルヴァ書房,2021年

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