博物館実習Ｉ*

概要

博物館活動にとって有用な技術や方法，考え方などを具体的実習を通じ体得することを目標とします。より広い視野を確保するため，複数の担当者によるシステムで行います。また，学外での実習や見学も積極的にとりいれ，実践的な内容を学習します。そのため，学外実習日が平常の講義日と異なる場合もありますので，日程の掲示に注意してください。講義スケジュールは,受講人数や理解状況,見学実習先の都合などで前後する場合がありますが,総合して学習できるようになっています。 授業計画は,2名の担当教員によるカリキュラムで,２クラスに分けて春・秋入替制になります。また,シラバスに掲示した講義内容は,Ⅰ(前半)とⅡ(後半)を併せたもので,ⅠおよびⅡを履修することによりすべて習得できます。 この他,履修年度内に博物館などの現場での館務実習(必修)が加わりますので,年度初めの必修ガイダンスは勿論,履修情報の確認にも努めて下さい。感染症の影響で館務実習が困難になっている実情をかんがみて,ソフィア・アーカイブズと協同した実務の実習も予定しております。

目標

座学でなく,実体験や見学実習など実際の資料や博物館現場に触れ,基礎教科で学んだ博物館教育の実践を行います。当然,授業参加(出席)は最重要視されるので,心して受講して下さい。

授業外の学習

授業時間内の実習体験の他,見学レポートや想定博物館(個々でヴァーチャルな展覧会を企画立案して発表する)があります。 また学外の博物館において一定期間の館務実習をすることが必修となっています。昨年11月にアンケート調査を実施し,すでに申込をすませた方もおられますが,４月中に受入館を探して申請手続を済ませておく必要があります。 授業の初回に「実習日誌」を配布しますので,館務実習の記録,博物館の見学記録を逐一記入してください。 大学での実習とは別に,自発的に博物館や美術館を見学し,実習日誌に記録してください。(毎月１,２館を目安に)

所要時間: 実習内容を体得するよう努力してください。