博物館展示論
共通 - 課程
GQC13000
コース情報
担当教員: 西岡 芳文
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
その他
■リアクションコメント:出席票のかわりに,講義後1週間以内に簡単な質問やコメントをMoodleのコメント欄(画面上部黒帯右側の吹き出しマーク)経由で送信していただければ,リアクションペーパーに相当する投稿として,最終評価に加算します。 お名前は機械的に付与されますので記入の必要はありませんが,仕分け管理のため冒頭に〔博物館展示論01〕のように科目名と回数を必ず明記してください。重要な質問やコメントは次回の冒頭で紹介しますので,返答を希望される場合は講義日から3日以内に投稿してください。修正などがある場合は丸ごと再送信してください。 ■レポート:期末にLOYOLAを通じて提出を求めます。テーマ・枚数は8回めの講義の時点でMoodleおよびLOYOLAに掲示します。先行研究のとりまとめだけでなく,切り口と分析に独自性の高いものを評価します。
詳細情報
概要
博物館法の改正によって2012年度から設置された課目です。博物館活動の目玉となる「展示」は,館種によっても大きく異なり,学芸員の創意工夫を反映するクリェイティブな仕事です。 本講義では,そうした展示業務について,理念から実践まで,具体的な事例に則して考え,企画立案から展覧会の設営・評価にわたる内容をお話しします。 展示に類する作業は,高校時代までに経験されていると思いますが,プロの学芸員が携わる展示は,企画構想から事後処理まで,表に見えない部分の割合が多いので,そのあたりの知識を深めてください。
目標
博物館の展示について理解するとともに,問題意識を養成し,小さな展覧会を開催できる程度の技術を習得できるようになってください。
授業外の学習
身近な博物館・美術館をなるべく数多く見学し,どのように展示の工夫が行われているか考えながら講義の理解を深めてください。キャンパスメイト(学生証提示で無料・優待となる制度)に加入している国立博物館・美術館等もあるので,月に1回以上,足を運んで講義の内容を実地に検証することをお勧めします。予習・復習は各2時間程度計上して,リアクションコメントに反映させてください。
所要時間: 190分
スケジュール
- 展覧会と博覧会
- 展示の種類
- 展示の中立性・政治性
- 展示の企画
- 展示の財源
- 出品交渉
- 梱包と輸送
- 図録の制作
- 解説・キャプション
- 陳列の技法
- 広報のさまざま
- 普及イベント
- 展示ケースと照明
- 展示の評価
教科書
資料は毎回Moodieにアップします。参考文献も随時紹介いたします。
参考書
『博物館展示論』
著者: 黒沢浩編
出版社: 講談社・2014