博物館学概論
共通 - 課程
GQC10100
コース情報
担当教員: 西岡 芳文
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
その他
■リアクションコメント:出席票のかわりに,講義後1週間以内に簡単な質問やコメントをMoodleのコメント欄(画面上部黒帯右側の吹き出しマーク)経由で送信していただければ,リアクションペーパーに相当する投稿として,最終評価に加算します。 お名前は機械的に付与されますので記入の必要はありませんが,仕分け管理のため冒頭に〔博物館学概論01〕のように科目名と回数を必ず明記してください。重要な質問やコメントは次回の冒頭で紹介しますので,返答を希望される場合は講義日から3日以内に投稿してください。修正などがある場合は丸ごと再送信してください。 ■レポート1:10回目の講義以前に(提出時期は随時)博物館・美術館等の見学記を提出してください。博物館の概要・展示の内容・広報や普及事業の実施形態など,講義で学んだ視点を生かして,通りすがりの一観覧者ではない切り口で博物館や展示を評価すること。取り上げる対象はどこの博物館でもかまいません。複数の館を比較しながら研究していただいても結構です。枚数制限はなし。LOYOLAから送信してください。 ■レポート2:期末に提出を求めます。テーマ・枚数は8回めの講義のあとにMoodleおよびLOYOLAに掲示します。先行研究のとりまとめだけでなく,切り口と分析に独自性の高いものを評価します。LOYOLAから送信してください。
詳細情報
概要
学芸員課程を受講するために必要な基本的な知識を講義します。博物館の定義,類縁機関との差異,博物館の歴史,博物館法の内容と改正論議,博物館の現状と問題点など,学ぶべき内容は多岐にわたりますが,学芸員課程の入門編として必要最低限の知識を提供し,個別の専門分野に入るためのアプローチとなるようにお話しいたします。 なお学芸員課程を履修しない方でも,本講義を通じて博物館についての広い知識が得られます。ミュージアム・リテラシーを身につけておくと,社会に出てから仕事にも役立ち,人生を豊かにすることができると思います。
目標
博物館の概念をしっかりと把握するとともに,問題意識をもって,楽屋裏から博物館を見ることのできる眼を養うこと。
授業外の学習
文献やネットから情報を得るだけでなく,国内外の博物館を精力的に見学して,問題意識を育ててください。最低月に1回ぐらいの目安で博物館(美術館・資料館・文学館・動植物園・水族館・ギャラリーなど)の展示・展覧会を見学するように心がけてください。予復習を含め毎回前後2時間程度累計してリアクションコメントに反映してください。
所要時間: 190分
スケジュール
- 博物館の種類と類縁施設
- 博物館以前(前近代)
- 博物館の成立と展開
- 博物館法とその変遷
- 学芸員のしごと
- 文化財の保存と修理
- 展覧会の運営
- 博物館の刊行物
- 博物館の普及活動
- 博物館の運営主体
- 博物館の調査・研究活動
- 地域博物館の任務と運営
- 博物館の現状と課題
- 博物館と観光政策
教科書
特定の教科書は使用しません。講義で使用するパワーポイントは前日Moodieに掲載します。またお知らせや参考文献なども随時掲載しますので,必ずMoodieに登録してください。
参考書
文化庁の博物館に関するウェブサイトに有益な情報が公開されておりますので必要に応じて御参照ください。 https://museum.bunka.go.jp/
『新時代の博物館学』
著者: 全国大学博物館講座協議会西日本部会編
出版社: 芙蓉書房出版・2012