フィリピン語初級A-1

共通 - 言語教育研究センター

GLTA2050

コース情報

担当教員: 田中 和彦

単位数: 1

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水3

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

20%

授業内期末試験

授業期間中

70%

小テスト等

10%

その他

授業を休むとついていくのが困難になります。毎回出席することが重要です。また,復習が大切になります。

0%

詳細情報

概要

楽しく優しい隣国フィリピンの国語であるフィリピン語(Filipino)の基礎を学びます。そのいち早く確実な習得のために,①骨組みとなる文法を学ぶ,②各回で学んだ文法事項を会話練習の中で使う,の2段階で学んでいきます。目指すのは,基礎的な会話力の習得です。 授業の進め方は,まず文法事項の説明を行い,次に会話の中でその項目がどのようにつかわれているかを聞き,反復を行います。その後,生徒同士でのロールプレイを行い,さらに状況を変えての発展的会話練習を行います。また,代表的例文と新出単語を覚えることを求めます。そのため,毎回授業の最初に前回の学習箇所の小テストを行います。 また,義理人情に篤いフィリピンの人たちと話したり,一緒に仕事や活動をしたりする時に理解が必要となるフィリピン人特有の価値観についても,担当者のフィリピン長期滞在に基づくエピソードを交え,キーワードとして説明を行っていきます。 また,エピソードなどについては,リアクション・ペーパーの提出を求める。 また,ビデオ教材を使い,グループでロールプレイを行う。

目標

フィリピン語の文法を理解する上で重要となる標識辞の機能を理解し,確実に覚え,形容詞の区分と使い方及び行為者焦点動詞の使い方を覚えることによって,日常会話で用いられる簡単な文が作れ,表現できるようになることを目標とする。

授業外の学習

予習・復習時間を確保する。 第2回目以降毎回,前回学習した文法事項に関する主要例文(5文程度)と新出単語(10語程度)の小テストを行うので,これについて,復習し確実に覚えることが求められる。

所要時間: 45分以上

スケジュール

  1. フィリピン語の発音,表記,挨拶,導入。
  2. フィリピン語の標識辞の機能と標識辞ANGとANG形の種類と使い方。
  3. フィリピン語の形容詞の形態,種類,機能と叙述文中での使い方。
  4. フィリピン語の標識辞NGとNG形の種類と使い方。
  5. フィリピン語の標識辞SAとSA形の種類と使い方。
  6. フィリピン語の場所を尋ねる疑問詞SAANと疑問文中での使い方。
  7. フィリピン語のリンカー。リンカーの用法と語順。
  8. フィリピン語の数詞。基数詞と序数詞及びその使い方。
  9. フィリピン語の所有表現。MAYとMAYROONの使い方。
  10. フィリピン語の形容詞の同等比較,比較級,最上級。
  11. フィリピン語の疑似動詞。
  12. フィリピン語の動詞の特徴と行為者焦点動詞-UM-動詞。
  13. フィリピン語の動詞の特徴と行為者焦点動詞MAG-動詞。
  14. 学期末試験。

教科書

テキストは指定せず,ハンドアウトを用いる。

  • 『フィリピノ語文法入門』

    著者: 大上正直

    出版社: 白水社・2003年

  • 『街なかフィリピン会話』

    著者: 上智大学フィリピン語視聴覚教材作成プロジェクト

    出版社: 2004年

参考書

書籍情報はありません。

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