ヒンディー語初級1
共通 - 言語教育研究センター
GLHI2010
コース情報
担当教員: 澤田 彰宏
単位数: 1
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水4
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
授業内期末試験
授業期間中
小テスト等
詳細情報
概要
この授業では,南アジアの大国インドの連邦公用語であるヒンディー語学習の入門として,文字,単語の発音規則,そして基礎文法を学びます。教科書(テキスト)の他にプリントを必要に応じて配布し,音声CDや映像DVDも用います。 英語を除けば,ヒンディー語はインドで最も多くの話者人口を持つ言語です。北インドを中心にして,現在では5億人以上が母語あるいは生活の手段として使っています。そして近年のインドの経済成長を背景にして,インドからの移民とインドのメディア(テレビ・映画・インターネット)の発達・普及により,南アジアはもちろん世界の他の地域でも,今後さらにヒンディー語を使う人々は増えていくと予想されます。
目標
ヒンディー語の初級文法の基礎知識を修得すること。具体的には以下の3点がこの授業での到達目標になります。 ・まずデーヴァナーガリー文字の書き方と読み方そして単語の発音規則を習得すること ・次に初歩的な文法を知り,それをもとに文章を読めるようになること ・そして,学んだ事柄をもとにして簡単な発話ができるようになり,ヒンディー語話者とコミュニケーションが可能になること
授業外の学習
予習・復習時間を確保してください。各回の予習復習の内容は授業計画を参照のこと。 予習では文法事項(用語を含む)の確認とその内容の大まかな把握をするようにしてください。 特に復習に力を入れ,各回で学んだ内容(語彙,文法事項)は次の回までに身に付けるようにしてください。
所要時間: 45分以上
スケジュール
- ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる ・ガイダンス(授業の紹介,進み方,成績評価について) ・ヒンディー語という言語について ・デーヴァナーガリー文字の練習(母音字)
- デーヴァナーガリー文字の練習(母音字と子音字)
- デーヴァナーガリー文字の練習(母音記号,鼻母音化記号,結合文字),単語のつづりと単語の発音規則(2文字,3文字)
- デーヴァナーガリー文字の練習(鼻子音記号,結合文字),単語のつづりと発音規則(3文字,4文字,5文字)
- 教科書第1課:ヒンディー語の語順人称代名詞(単数・複数)とコピュラ動詞の現在形
- 教科書第2課:名詞(主格)の単数形と複数形
- 教科書第2課:形容詞(主格)の単数形と複数形,敬意を表す複数
- 教科書第3課:後置詞と後置格(代名詞と名詞)
- 教科書第3課:後置詞と後置格(名詞と形容詞)
- 教科書第4課:一般動詞の命令形と依頼形
- 教科書第4課:後置詞属格と所有表現,教科書第4課までの復習問題
- 教科書第5課:目的語と後置格,代名詞の融合形,「必要です」と「どれ」の表現
- 春学期の期末試験とまとめ
- 期末試験へのフィードバックと春学期の総復習
教科書
テキストは以下の通り
『ニューエクスプレスプラス ヒンディー語』 ※同著者による『ニューエクスプレス ヒンディー語』(白水社,2008年)とは異なるので,購入の際は注意してください。
著者: 町田和彦
出版社: 白水社,2020年
参考書
書いて覚えるヒンディー語の文字[改訂新版]
著者: 町田和彦
出版社: 白水社,2023年
『ヒンディー語=日本語辞典』
著者: 古賀勝郎,高橋明 編
出版社: 大修館書店,2016年
『ヒンディー語文法ハンドブック』
著者: 岡口典雄,岡口良子
出版社: 白水社,2015年