市民社会・国際協力論概説

外国語学部

FST63700

コース情報

担当教員: 日下部 尚徳

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金2

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

28%

レポート

22%

授業内期末試験

授業期間中

50%

その他

レポートの判定基準は以下のとおりです。 1,市民社会・国際協力を対象とした適切な問題設定がなされている 2,設定した問題の背景を説明している 3,設定した問題に対してどのような課題がこれまで明らかになっているのかを具体的に例示できる 4,その解決策について,既存の学説がどのように述べているのかを挙げることができる 5,既存の意見を踏まえた上で,自分の考察を述べることができる

0%

詳細情報

概要

近年,経済成長が地域の貧困削減に必ずしも結びつかないことが明らかとなり,経済開発の対概念としての社会開発への関心が高まっています。社会開発がカバーする領域は,教育や医療,保健衛生,防災,環境など多岐にわたります。また同時に,「開発への住民参加」,「開発における性差」,「社会的弱者」といった開発イシューとも密接な関連を有しています。 授業では,社会開発の概念や理論を概観した上で,市民社会の役割や国際協力の潮流について,受講生とともに考えていきたいと思います。

目標

1.社会開発・市民社会・国際協力の概念と基礎的理論を説明できる 2.途上国と呼ばれる国々における開発課題を具体的に論じられるようになる 3.参加型学習を通じて,自身が国際協力にどのようにかかわるべきかを考えられるようになる

授業外の学習

1.授業内で指示した文献や資料を事前に読んでおくこと 2.講義に関連する新聞記事のスクラップをおこなうこと 3.授業終了時に示す課題についてレポートを作成すること 4.次回の授業範囲を予習し,専門用語の意味等の理解をしておくこと

所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上

スケジュール

  1. イントロダクション:「社会開発」とは何か
  2. 開発援助の歴史:経済開発・社会開発・SDGs
  3. 開発の主体とプロセス:誰が開発の担い手となるのか
  4. 貧困の概念と背景①
  5. 貧困の概念と背景②
  6. 貧困削減に向けた取り組み
  7. 映像から考える社会開発(アクティブラーニング)
  8. 保健・衛生:プライマリー・ヘルス・ケアの普及と課題
  9. 母子保健:リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
  10. HIV/エイズの流行と対策
  11. 教育開発:初等教育の普及と課題
  12. 参加型開発の歴史と展開
  13. 社会開発とNGO(アクティブラーニング)
  14. 社会開発の今後:可能性と課題

教科書

教科書はレポート作成等にも使用します。

  • わたし8歳,職業,家事使用人。: 世界の児童労働者1億5200万人の1人

    著者: 日下部 尚徳

    出版社: 合同出版・2018

参考書

書籍情報はありません。

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