国際関係論概説
外国語学部
FST63600
コース情報
担当教員: 西島 佑
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
リアクションペーパー
定期試験
定期試験期間中
詳細情報
概要
本講義は,国際関係論の入門講座となります。とりわけて「理論」を学ぶことを重視し,今後専門的に学ぶためのいわば土壌を形成することを目的としています。 国際関係論における「理論」とは,ざっくりいうと複雑な現象を理解するための「見方」となります。国際関係は複雑なので,そのまま理解することは困難です。そこで,「見方」(≒理論)を学ぶことで,複雑な国際関係を読みとく意義がでてくるわけです。 もっとも,「理論」は抽象的なので,学ぶにはハードルが高いところがあります。そのため具体的な事例や説明を多様することになりますので,高校の世界史程度の知識は身につけておくようにしておいてください。 授業では,グループディスカッションやリアクションペーパーを何度か行う予定です。回数は受講者数等を考慮して増減します。
目標
1)現在の国際関係の背景(歴史)と,国際関係論の諸理論を理解できるようになる 2)理論を応用し,現実の国際的な諸現象を自ら分析できる能力を身につける
授業外の学習
復習と予習は具体的には指示しませんが,日ごろから国際関係にかんする記事やニュースをみるようにしておいてください。この習慣があるかないかでは,授業の理解度が大きく違ってきます。
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション
- 国際関係論における歴史的アプローチ
- リアリズム
- リベラリズム
- リアリズムとリベラリズムの方法論
- コンストラクティヴィズム
- 主観/客観アプローチの相違点
- 覇権安定論と世界システム論
- 英国学派
- ポストモダン理論
- ゲーム理論
- グローバルガバナンス論
- 東アジアの今後
- まとめ
教科書
テキストを使用する予定はありません。
参考書
その他の参考書は授業内で適宜紹介します。
国際関係理論 第2版
著者: 吉川直人・野口和彦
出版社: 勁草書房・2017年
国際紛争 -- 理論と歴史
著者: ジョセフ・S.ナイ ジュニア (著), デイヴィッド・A. ウェルチ (著), 田中 明彦 (翻訳), 村田 晃嗣(翻訳)
出版社: 有斐閣,最新版
基礎から学ぶ国際関係論
著者: 三船恵美
出版社: 泉文堂,最新版