ロシア文学
外国語学部
FRS74800
コース情報
担当教員: 粕谷 典子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
30%
リアクションペーパー
30%
授業内期末試験
授業期間中
40%
詳細情報
概要
ロシア文学はしばしば,ロシアの歴史や社会を理解する手段として読まれてきました。この授業ではロシアの近現代の小説を中心に代表的な作家や作品を取り上げ,ロシア文学史上の重要なテーマを解説します。また文学作品を素材とした映画を鑑賞したり,原文の一部を朗読するなど,文字の読解とは異なる側面から文学を味わう試みも行います。さまざまな時代やテーマの作品を紹介することで,受講者がロシアの歴史や文化をより深く理解するための新たな視座を獲得することを目的とします。授業では毎回受講生にリアクションペーパーを提出してもらい,それに対する応答を通して議論を深めていきます。
目標
ロシア文学の代表的な作家や作品,またロシア文学史上の重要なテーマを知り,ロシアの歴史や文化を理解する新たな視座を獲得する。
授業外の学習
予習:配布プリントや参考図書の該当部分をあらかじめ読む(80分)。 復習:授業で紹介した作品を翻訳で読む(110分)。
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション:ロシアにおける文学の役割 *以下は予定であり,授業の進捗状況により毎回のテーマは変更する可能性があります。
- ロシアの昔話
- ロシア近代文学の確立
- ロシアの19世紀文学における主要なテーマ
- 近代リアリズム文学における人物像と心理
- 世紀の不貞小説
- 世紀文学に見るロシア正教
- 世紀文学に見る生と死
- 世紀末:大きな物語の解体
- ソ連の児童文学と絵本
- 全体主義と文学(1)—ソヴィエト権力と表現の自由
- 全体主義と文学(2)—反体制作家
- 現代ロシアの文学:現実と虚構の間
- 期末試験
教科書
毎回資料を配布します。
参考書
授業内で適宜紹介します。