演習(ロシア文化・文学)1

外国語学部

FRS74600

コース情報

担当教員: 村田 真一

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

50%

レポート

50%

詳細情報

概要

地域の特性や時代ごとの変わりようを如実に反映しながら文明を超えようと深化していくのが文化です。ロシア文化と文学に関するさまざまな興味深い現象を素材に,文化・文学の本質を捉えていくために必要な方法論を学びます。より具体的には,芸術・文学・建築・思想などを柱に,ロシア文化・文学の基本問題にアプローチします。その際,日本や諸外国の文化と比較する視点ももちましょう。 春学期は,文化・文学研究の方法論の習得を第一目標に定めます。受講者の問題関心に合わせて,文献輪読・発表・討論を中心に進めますが,発表に関しては,ゼミ生と相談のうえ,それぞれがとりあげるテーマに関係の深い人物を扱う予定です。あわせて,ゼミ論・卒業論文執筆に向けて,個別研究の指導も行ないます。

目標

春学期は,とくに,ロシア・アヴァンギャルド芸術運動や20・21世紀ロシア文学の展開,日本の文化・文学への影響などに着目し,ロシア文化・文学に関する知識を深め,ゼミ生各自が関心のあるテーマへの研究アプローチのしかたを学びます。また,プレゼンテーションや討論の手法,レポートと論文の区別のつけ方もじっくり習得します。

授業外の学習

【予習】120分程度。自らのプレゼンテーションの準備はもとより,他のゼミ生の報告テーマに合わせて下調べや質問を用意したうえで授業に参加しましょう。また,共通テーマが示された場合,グループで予習することも必要になります。 【復習】100分程度。ゼミでの議論を活かして,個別研究の成果のまとめの準備をしましょう。

所要時間: 220分

スケジュール

  1. 以下は予定であり,授業の進捗状況と発表内容により,各テーマの回数は変更することがありうる。 イントロダクション - ロシア文化・文学研究のテーマとアプローチ
  2. ロシア・アヴァンギャルド芸術運動のあらまし(1)ー 全体像
  3. ロシア・アヴァンギャルド芸術運動のあらまし(2)ー 20世紀芸術への影響
  4. 舞台芸術研究の方法(1)ー 演劇
  5. 舞台芸術研究の方法(2)ー バレエ
  6. ゲストによる講演(予定)
  7. 文学研究の方法(1)ー 小説
  8. 文学研究の方法(2)ー 詩
  9. 文学研究の方法(3)ー 戯曲
  10. 映像文化研究の方法
  11. 思想・哲学研究の方法
  12. 亡命ロシア文化の研究(1)ー ヨーロッパ・アメリカなど
  13. 亡命ロシア文化の研究(2)ー 日本
  14. 論点の整理

教科書

授業開始前に文献リストを配布する。

    参考書

    以下に掲げる文献のほか,必読の小説・戯曲・詩・論文などを適宜指示。

    • В.Ильин

      著者: Эссе о русской культуре

      出版社: 1997

    • マヤコフスキーとロシアアヴァンギャルド演劇

      著者: A.M.リぺッリーノ

      出版社: 1971

    • 夢みる権利

      著者: 桑野隆

      出版社: 1985

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