ロシア語文法研究1

外国語学部 - ロシア語学科

FRS67500

コース情報

担当教員: 佐山 豪太

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月3

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

30%

リアクションペーパー

30%

授業内期末試験

授業期間中

40%

詳細情報

概要

本講義では,テキストの講読や実践的な練習問題を通じて,ロシア語学における語形成の基礎的な知識を得ることを目的とする。具体的には,主に接頭辞・接尾辞の付加によって,どのように派生語が形成されていくのか,どのような構造をしているのかを理論的な観点から概観し,さらに,語形成の知識をどう語彙力の増加に応用できるかを学ぶ。 また,既に学習済みの接頭辞・接尾辞を対象とし,その意味の多義性や意味の拡張といった諸問題も扱い,今後のロシア語学習・研究に役立つ知見を得ることを目的とする。 アクティブ・ラーニング(グループワーク等)を週に1回程度実施する。

目標

本授業では以下の3点の習得を目指す: ① 基礎的なロシア語学(形態論・語形成)に関するテキストを正確に読める力を養う。 ② そして,テキストの講読や練習問題を通じて,語形成に関する基礎知識を得る。 ③ その知識を得たうえで,語形成に関わる言語の現象を自らで分析する方法を身につける。

授業外の学習

授業内で使用するテキストや練習問題は事前に配布するので,予習をしたうえで講義に臨むこと。

所要時間: 190分(事前に配布されるテキストの講読と練習問題の解答)

スケジュール

  1. イントロダクション,ロシア語の語彙の特性について(以下は予定であり,授業の進捗状況と履修人数によってテーマや回数は変更する可能性がある)
  2. ロシア語語形成の概要
  3. 接尾辞①:名詞を形成する接尾辞a
  4. 接尾辞②:名詞を形成する接尾辞b
  5. 接尾辞③:副詞・形容詞を形成する接尾辞
  6. 後接辞① -сяの基本的な用法
  7. 後接辞② -сяの応用的な用法
  8. 後接辞③ -ся以外
  9. 接頭辞① 移動動詞に付加される接頭辞を中心にa
  10. 意味の多義とプロトタイプ理論について
  11. 放射状カテゴリー
  12. 接頭辞②:移動動詞に付加される接頭辞を中心にb
  13. 接頭辞③:その他の接頭辞
  14. 授業内試験の実施

教科書

テキストを購入する必要はない。講師が教科書のコピーもしくはプリントを配布する。

    参考書

    • РУсский язык как иностранный: Лексика и словообразование, учебное пособие

      著者: Киселева, М.С.

      出版社: Флинта, Наука・2014

    • Словообразование как деятельность, 3-e изд.,

      著者: Земская, Е.А.

      出版社: Наука・2007

    • Изучаем глагольные приставки

      著者: Барыкина, А.Н. и Добровольская, В.В

      出版社: Златоуст・2015

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