ロシア政治・外交A-2
外国語学部
FRS65100
コース情報
担当教員: 湯浅 剛
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水5
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
28%
レポート
72%
詳細情報
概要
本科目では,長期化するプーチン政権(2000年~)の権力構造や内政の展開ついての理解を深めます。授業の進捗により,2020年改正憲法条文を含め,プーチン政権期の重要文書について直接検討する機会も設ける。
目標
本科目「ロシア政治・外交」は,3タームにわたる授業を通じ,ロシアの政治・外交について理解するために必要な基盤的知識・情報を提示し,受講者のさらなる学習・研究に資する講義を目指します。
授業外の学習
不定期で,毎回の授業前に指定範囲についてのレポート(様式は自由,分量:1千字基準)の提出を求めます。レポートの主題は,講師の指定する次回授業に係る課題(資料の分析・翻訳など)をまとめたものとします。 また,学期末に総括的なレポート(学術論文の様式に準じる,分量: 2千字基準)の提出も必須とします。
所要時間: 190分(予習として文献講読あるいは事前課題執筆に120分,授業後は議論をもとに復習を70分行うこと)
スケジュール
- イントロダクション ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがあります。
- 憲法と政治権力の構造(1):エリツィン時代の変動からプーチン政権の誕生まで
- 憲法と政治権力の構造(2):原点としてのプーチン政権初期
- 文献解題(1)
- 大統領制にもとづく統治機構: リーダーシップと権限
- 議会制度と政党
- 連邦制度と地方
- 兵営国家?: 政治権力構造のなかの軍と治安機関
- 市民的自由と権利
- 国民統合の理念としての保守主義
- 文献解題(2)
- 文献解題(3)
- 文献解題(4)
- まとめ:「権力の垂直的統合」あるいは憲法の変遷に見るプーチン政権の到達点
教科書
特定のテキストは指定せず,毎回の授業時に必要に応じてプリントやパワーポイント資料を配布・表示する。また,レポートに係る資料は事前にPDFなどで共有する。
参考書
書籍情報はありません。