ロシア政治・外交A-1
外国語学部
FRS65000
コース情報
担当教員: 湯浅 剛
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水5
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
36%
レポート
64%
詳細情報
概要
本科目では20世紀のロシア政治・外交史を扱います。2つのテキストを指定し,その読解と討論を通じてロシア革命からエリツィン政権期までのソ連の内政・外交について理解を深めます。
目標
ロシアの政治・外交について理解するために必要な基盤的知識・情報を提示し,受講者のさらなる学習・研究に資する授業を目指します。
授業外の学習
指定するテキスト,資料などの読解。
所要時間: 190分(予習として,文献講読に60分,テーマに関する調査に60分,授業後は議論をもとに復習を70分行うこと)
スケジュール
- イントロダクション ※以下は予定であり,授業の進捗状況により進捗を変更する場合があります。
- ロシア革命をめぐる時代状況
- 月革命からスターリン体制の確立へ
- ソ連初期の外交
- スターリン体制下のソ連内政(農業のディレンマ,工業化の陣痛の高まり,第一次五カ年計画,農業集団化)
- ソ連と世界(1927-39)
- 大祖国戦争からスターリンの死まで
- スターリン死後のソ連外交
- 成熟と勢力圏確保:「発達した社会主義」の時代(1964-78)
- 改革と「新思考」: ブレジネフからゴルバチョフへ(1978-87)
- 連邦解体と冷戦終焉(1987-91)
- 年憲法体制の確立
- 冷戦後のロシア外交
- プーチン登場前夜のロシア
教科書
講義の主要テキストとして以下を指定する。
『ソ連の歴史』
著者: シェイラ・フィッツパトリック/池田嘉郎 (監訳),真壁広道 (訳)
出版社: 人文書院,2023年
参考書
『ロシア革命:レーニンからスターリンへ,1917-1929年』(岩波現代文庫)
著者: E. H. カー/塩川伸明訳
出版社: 岩波書店,2000年