ロシア語科教育法A
外国語学部 - ロシア語学科
FRS63500
コース情報
担当教員: 佐山 豪太
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
50%
レポート
50%
詳細情報
概要
本授業ではまず外国語教育や言語学の基礎知識を学び,それを活かしたロシア語の教え方を議論する。具体的には,日本人の学習者を想定し,学習難易度の高い文法事項の教え方や,それを中心にすえた授業づくりを検討していく。その際,教員からの講義だけではなく,ディスカッションやプレゼンテーションを実施して各自の考えを述べてもらう。 学生には10回目から模擬授業を実施してもらう予定である。模擬授業の後には,良かった点・改善点などを振り返る。 アクティブ・ラーニング(グループワーク,ディカッション)を各テーマに関して実施する。
目標
授業を通じて,以下の3点の習得を目指す: ① 外国語教育・応用言語学の基礎的な知識を身に付ける。 ② ロシア語の授業設計ができるようになる。 ③ ロシア語の授業を念頭に置いたプレゼンテーション(模擬授業)ができるようになる。
授業外の学習
① 課題が出た場合は各自が予習を怠らないこと。 ② 模擬授業は事前に準備をし,必ず時間配分や流れのシミュレーションをすること。
所要時間: 190分(各授業の最後に課題を出すので,それを終えてから次週の授業に臨むこと)
スケジュール
- イントロダクションとロシア語教育の現状(以下は予定であり,授業の進捗状況と履修人数によってテーマや回数は変更する可能性がある)
- 応用言語学について(外国語学習と言語学)
- ロシア語の音声と母語の干渉
- ロシア語の語彙①:語形成の観点から
- ロシア語の語彙②:効率的な学習法の観点から
- 学習ストラテジーの概要
- 学習ストラテジー(語彙学習ストラテジーを中心に)
- 代表的な教授法:文法訳読法など
- 代表的な教授法:オーディオリンガルメソッドなど
- 学生A/Bによる模擬授業+全体でのディスカッション
- 学生C/Dによる模擬授業+全体でのディスカッション
- 学生E/Fによる模擬授業+全体でのディスカッション
- 学生G/Hによる模擬授業+全体でのディスカッション
- 全体の総括とディスカッション
教科書
必要に応じて,資料は適時配布する。
参考書
言語学習ストラテジー 外国語教師が知っておかなければならないこと
著者: レベッカ L. オックスフォード
出版社: 凡人社・1994
英語教員のための応用言語学
著者: 大喜多喜夫
出版社: 昭和堂・2000
日本語教師のための入門言語学 -演習と解説-
著者: 原沢伊郁夫
出版社: スリーエーネットワーク・2016