ロシア演劇A

外国語学部

FRS62600

コース情報

担当教員: 村田 真一

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 木4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

20%

リアクションペーパー

20%

レポート

40%

詳細情報

概要

ロシアの文化・社会の発展史をおさえながら,ロシア演劇の基本的特質を学び,演劇芸術の役割や意義についても深く考えることを目標とします。古代から近代までのロシア演劇の特質を研究しますが,現代劇への影響によく目配りすることも必要です。 このほか,ロシアの重要な演劇人(戯曲・演出作品・俳優の演技など)に関する受講者のプレゼンテーションを交えて,社会と演劇・西欧や東洋の文化とのかかわり・現代演劇への影響・俳優養成・演劇批評など,ロシア演劇の根幹をなす興味深いトピックをめぐって議論しましょう。ゲストスピーカーとのディスカッションも予定しています。 授業は,講義・テキストの抜粋の訳読・VTRによる舞台鑑賞・プレゼンテーションを中心に進めます。

目標

ロシア演劇に関する基本的知識を身につけ,近世・近代劇と現代劇との有機的関連性に目を配るとともに,日本や諸外国の演劇と比較する視点を採り入れます。あわせて,授業全体を通して,演劇芸術のもつ今日的な意義について自分なりの考えがしっかり持てるようにしましょう。

授業外の学習

【予習】140分程度。各回の講義概要に合わせて参考図書を読んだり,舞台映像・写真を鑑賞したりして,準備してください。このほか,プレゼンテーションの準備が必要になります。 【復習】80分程度。講義内容を受けて,さらに参考文献を読んだり,舞台などの映像・写真を観てください。講義中に録ったメモを見返して,最終レポート作成の準備ができるようにしておきましょう。

所要時間: 220分

スケジュール

  1. イントロダクション - 演劇と文化 ※以下のスケジュールには,授業の進捗状況により,修正を加えることがあります。
  2. ロシア演劇の曙(1)- 儀式・カーニバル
  3. ロシア演劇の曙(2)ー 民衆劇・スコモローヒ・宗教劇
  4. 西欧文化のインパクト(1)- 外国劇団
  5. 西欧文化のインパクト(2)- コメディア・デラルテ
  6. 西欧文化のインパクト(3)- 農奴劇場
  7. ゲストスピーカーとのディスカッション(予定)
  8. 独自性をめざして(1)- フォンヴィージン,グリボエードフ
  9. 独自性をめざして(2)- プーシキン
  10. 独自性の確立(1)- ゴーゴリ
  11. 独自性の確立(2)- レールモントフ
  12. 独自性の展開(1) - オストロフスキー
  13. 独自性の展開(2) - ツルゲーネフ,スホヴォ=コブイリン
  14. 論点の整理

教科書

以下の文献のほか,授業中に適宜指示する。

  • ヨーロッパ研究のすすめ

    著者: 上智大学外国語学部

    出版社: 2019年

参考書

書籍情報はありません。

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