ポルトガル語圏研究入門
外国語学部 - ポルトガル語学科
FLS10700
コース情報
担当教員: 田村 梨花
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月2
形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
レポート
その他
「その他」:図書館オリエンテーリング(10%)レポートテーマとアウトライン(10%),小テストおよびリアクションペーパー(30%)。 正当な理由のない欠席を4回した場合は不合格となる。
詳細情報
概要
ポルトガル語圏諸国を事例として,地域研究の研究視点,方法,資料収集,論文作成に関する基礎知識を得ることを目的とする。ポルトガル語圏をテーマとする地域研究に必要な資料・データの収集,図書館等の利用の仕方,インターネットの活用方法,レポート,論文の書き方について,複数の課題に取り組みながら習得することを目指す。学生の積極的な参加が求められる作業型の授業である。
目標
・地域研究の方法について,地理・歴史・人・社会・グローバル・移民・言語という視点からのアプローチを基に習得する。 ・ポルトガル語圏地域における自分の関心に基づくテーマを設定し,資料検索,アウトライン作成といった論文執筆の実習をふまえ,6000字前後のリサーチ・レポートを完成させる技術を磨く。
授業外の学習
本講義では,「地域研究の方法」の習得と,「リサーチ・レポートの執筆」が2つの柱となる。よって,各回の講義の流れとリサーチ・レポートに関する各課題の提出日程に連動させながら,各自で調整の上,各回につき190分程度の予習・復習・課題作成が必須である。以下の項目を参考にすること。 ・講義のテーマに関係する『ポルトガル語圏の50のとびら』の該当章を予習する ・講義のテーマに関係する『地域研究のすすめ』の該当章を予習する ・リサーチ・レポートに関する各課題を行なう ・リサーチ・レポートを執筆する
所要時間: 190分
スケジュール
- ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。講義「地域研究の視点を知る」
- 指導「資料・データの探査方法」
- 講義「ブラジル 地理を知る」
- 指導「リサーチ・レポート作成,アウトライン作成の基本」 提出「図書館オリエンテーリング」
- 講義「ブラジル 歴史を知る」
- 講義「ブラジル 人を知る・社会を知る」 提出「レポートテーマとアウトラインの作成」
- 指導「リサーチ・レポート作成,引用方法」
- 講義「ルゾフォニアの世界ー総論」
- 講義「ルゾフォニアの世界ー各論」
- 講義「ブラジル 人を介した関係を知る」
- 講義「ポルトガル語圏アフリカ」 提出「リサーチ・レポート」
- 講義「ブラジル映画からブラジルを知る」
- 講義「ポルトガル音楽の魅力を知る」 返却「リサーチ・レポート」
- 講義「グローバルな存在を知る」 レポート総評 「リサーチ・レポート」再提出
教科書
テキスト1は学科より配布する。テキスト2はMyKitsなどで購入すること。その他,授業の進捗に応じて随時,資料・データ,講読テキスト等を配布する。
地域研究のすすめ-ポルトガル語圏編2024年版(第7版)
著者: ポルトガル語学科教員
出版社: ポルトガル語学科・2024年
ポルトガル語圏世界への50のとびら
著者: 上智大学外国語学部ポルトガル語学科
出版社: 上智大学出版・2015年
参考書
ポルトガル 革命のコントラスト カーネーションとサラザール
著者: 市之瀬敦
出版社: 上智大学出版・2009年
ブラジル―跳躍の軌跡―
著者: 堀坂浩太郎
出版社: 岩波書店(岩波新書)・2012年
現代ブラジル論―危機の実相と対応力
著者: 堀坂浩太郎・子安昭子・竹下幸治郎
出版社: 上智大学出版・2019年