コーパス言語学と統計
外国語学部
FLG70500
コース情報
担当教員: 秋山 真一
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木5
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
30%
リアクションペーパー
40%
レポート
30%
詳細情報
概要
コーパスを使用して言語データを収集し,それらを統計学的に分析する手法を学ぶ。コンピューター室を使い,教員による説明の後,学生ひとりひとりが統計処理をして授業内の課題に対する結論を導き出す。
目標
・コーパス・統計学の知識を駆使して言語データを科学的に分析できるようになる。 ・言語コーパスとは何かを理解する。 ・統計ソフトを使えるようになる。 ・統計学的検定の意味を理解し,論文・レポートの作成時に利用できるようになる。
授業外の学習
・コーパスや統計学に関する文献を読むこと。(60~90分程度) ・反復練習してPCによる統計処理に慣れること。(100~130分程度)
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション
- コーパスの基礎知識(コーパスの構成,均衡コーパスとモニターコーパスの違いなど)+ 実際の作業(導入)
- 英語コーパスなどを使って,実際に作業をして課題をこなす
- 統計学(1)平均と分散を求める,標準偏差を求める
- 統計学(2)区間推定と信頼区間を求める
- 統計学(3)カイ二乗検定(自由度:1)による仮説検定を行う
- 統計学(4)カイ二乗検定(自由度が1でない)による仮説検定を行う,残差分析を行う
- 統計学(5)対応のないt検定を行う
- 統計学(6)対応のあるt検定を行う
- 統計学(7)散布図を描く,相関係数を求める
- 統計学(8)無相関検定を行う
- 統計学(9)散布図に回帰直線を引く,回帰直線からデータを推測する
- 統計学(10)偏相関係数を求める
- 統計学(11)重回帰分析を行う まとめ・期末レポートのための説明
教科書
なし
参考書
言語研究のための統計入門
著者: 石川慎一郎,前田忠彦,山崎誠 編
出版社: くろしお出版・2010年