日本語教授法B(中上級)２

概要

この授業では,会話ができるようになるとはどういうことか(言語と心理)を踏まえた上で,外国語/第二言語として日本語を学ぶ中級後半から上級学習者を対象とした教授法について学びます。まずは,日本語の敬語の体系を確認し,ビジネス日本語教材の分析を行います。 次に,日本の大学で学ぶ留学生を対象として教えていることを想定し,内容重視+タスク先行型の模擬授業を行ってもらいます。模擬授業の後には,毎回,教師役,学習者役として模擬授業に参加してどのように感じたかディスカッションを行います。より良い授業の組み立て方についてみんなで考えましょう。 最後の2週はアカデミック・ライティングの指導について扱います。文体の違いや,レポートや論文を執筆する上で必要となる指導を確認します。 (講義スケジュールは受講生の数,日本語教育に関する科目の履修歴等により少し変更する可能性あります。MoodleにあるFacesheetに履修歴の入力をお願いします。)

目標

日本語学習者の「中級」および「上級」レベルを理解したうえで,中級後半～上級レベルの学習者への授業が組み立てられ,教えられるようになることを目標とします。 また,日本語の敬語の体系についても学びます。

授業外の学習

授業開始時に前回の授業内容についての復習テストを行います。また,模擬授業の準備は各グループで行ってもらいます。教えるトピック,内容,文法説明,基本練習,応用練習も全て自分たちで調べて,どのように教えたらよいか考えてください。そのため,授業外に190分程度の学習時間(復習:100分程度,模擬授業のための準備時間:90分程度)が必要となります。

所要時間: 190分