音韻論2
外国語学部
FLG60612
コース情報
担当教員: 北原 真冬
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
15%
レポート
50%
その他
教科書章末の演習問題を解いて提出すること(5回)
35%
詳細情報
概要
音韻論1は生成音韻論という特定の理論的枠組みの解説に焦点を置くのに対し,音韻論2は理論に対してはいくらか中立的な立場を保ちつつ,なるべく親しみのある音韻現象の理解と問題演習に焦点を置く.教科書の進行に従いつつ,受講生とのインターアクションによってその時々の面白い具体例を集めては考察する.
目標
この授業は以下の3点を身につけることを目標にする. 1. 音韻論の基本的な用語の理解と定着 2. 日本語と英語における音韻論的な現象の発見とその説明 3. 音声学,形態論など音韻論の隣接領域との関係の理解
授業外の学習
この分野を学ぶことが全く初めての人にとっては,耳慣れない専門用語に馴染むための時間がある程度は必要でしょう.教科書の該当部分の予習に少なくとも1時間はかけてほしいと思います.また基本概念の定着のために1から5章の練習問題を宿題とするので,その解決にはそれぞれ3~5時間はかかるでしょう.
所要時間: 190分
スケジュール
- 授業概要説明, 教科書pp.1-6: 日本語と英語の母音,子音,外国語なまり
- pp. 7-16: 音素と異音,中和
- pp.17-24: 音韻素性, 第1章演習問題提出
- pp.30-38: 日本語の音節,日本語のモーラ, 第1章演習問題解説
- pp.39-50: 英語の音節,
- pp.51-57: 英語のモーラ, 第2章演習問題提出
- pp.58-66: 日本語のアクセント, 第2章演習問題解説, 期末レポートの書き方
- pp.67-78: 英語の強勢付与
- pp.79-87: 日英の比較, 第3章演習問題提出
- pp.88-95: 語形成と音韻論, 第3章演習問題解説
- pp.96-105: 複合語, 第4章演習問題提出
- pp.106-119: 韻律範疇,英語の韻律構造, 第4章演習問題解説
- pp. 120-127: 英語の強形と弱形, 日本語の韻律構造, 第5章演習問題提出
- pp.133-152: 最適性理論, 第5章演習問題解説
教科書
以下の教科書を使用します
音韻論
著者: 菅原真理子(編)
出版社: 朝倉書店, 2014
参考書
書籍情報はありません。