西美術史概論
外国語学部
FHS68300
コース情報
担当教員: 松原 典子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水5
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
授業内期末試験
授業期間中
80%
その他
証明しうる正当な理由なくして3分の2以上の出席を満たさない場合は,期末試験の受験を認めない。
0%
詳細情報
概要
古代から20世紀にいたるスペイン美術の歴史を通観する。ヨーロッパの他の地域や国々の美術との関係性にもできる限り言及し,スペイン美術のヨーロッパ性,非ヨーロッパ性を常に意識しながら,その特性を理解することを目指す。 学部カリキュラム・ポリシーに示す「コア科目」であり,スペインを中心としたヨーロッパについて知識と問題意識を深め,多角的に学ぶことを主眼とする。 【アクティブ・ラーニングの方法】 授業内容に関する口頭での質疑応答を中心に行う。
目標
・地理,歴史,宗教などのさまざまな要因に由来するスペイン美術の特性を理解する。 ・スペイン美術史のおおまかな流れを把握し,それを西洋美術史全体の文脈のうちに理解する。 ・スペイン美術の代表的作品や作者に関する基本的知識を身につける。
授業外の学習
予習(60分程度):授業で使用する予定のパワーポイント他の資料をmoodelにアップするので,あらかじめ十分に目を通して授業に臨むこと。 復習(40分程度):授業で使用したパワーポイント他の資料と各自の授業ノートを使って復習すること。 その他:(90分程度):ヨーロッパ美術に関する書籍を読んだり,美術館や展覧会を積極的に訪れて,ヨーロッパ美術全般に関する知識を広げるよう努めること。
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション スペイン美術の特質 ローマ支配下以前のスペイン(イベリア半島)の美術
- ローマ帝国支配下と西ゴート王国時代の建築・美術
- イスラム支配下(アル・アンダルス)の建築・美術
- アストゥリアス王国とモサラベの建築・美術
- サンティアゴ巡礼とロマネスクの聖堂
- ムデハルの建築
- ゴシックの大聖堂
- 黄金世紀の美術①
- 黄金世紀の美術②
- 黄金世紀の美術③
- ゴヤとブルボン家の宮廷美術
- ゴヤとブルボン家の宮廷美術
- 世紀末バルセロナのムダルニスマとピカソ
- 期末試験
教科書
テキスト1を必ず通読すること
『スペイン美術史入門 積層する美と歴史の物語』
著者: 大髙保二郎,松原典子他
出版社: NHK出版,2018年
参考書
初回の授業でリストを配付する。