イスパニア語圏研究入門
外国語学部 - イスパニア語学科
FHS10700
コース情報
担当教員: 西村 君代
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金4
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
その他
レポートの内訳は,中間課題(文献リスト作成)10%,期末レポート(4000字)60%
詳細情報
概要
本科目は,イスパニア語学科の「語圏研究基礎科目」のうち最も基礎的な部分を担うものである。イスパニア語学科に入学した学生は,イスパニア語の習得に努めることはもちろんのこと,将来的には獲得した言語運用能力を駆使しつつ,自らの設定した研究課題について探求・解決していくことが求められる。本科目は,そのための準備として,4年間の大学生活の中でどのように研究活動を行っていくかについての全体像を把握するとともに,基本的な研究上のツール,研究方法論を実践的に身に付けることを目指す。 *アクティブ・ラーニングとしてリアクション・ペーパー等を実施する。 *イスパニア語学科カリキュラム・ポリシーの3に相当する。
目標
(1) イスパニア語圏に関する基本的な知識を身に付けること。 (2) 受講生各自が自らのテーマを設定し,それに基づく的確な履修計画を立案できるようになること。 (3) 文献の探し方,本の読み方,レポート・論文の書き方など研究の技法を受講生自らが実践的に体得すること。
授業外の学習
毎回の授業後は以下の学習(合計190分)を行うことが求められる: ・授業資料を用いて内容を復習する(30 分) ・指定された内容でリアクションペーパーを作成する(10分) ・指定された複数の文献を読む(90 分) ・期末レポートの作成に向けて,各自の興味のあるテーマについて文献の収集と精読を進める(60分)
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション:大学での研究,アカデミック・オネスティ,地域研究・言語研究(西村)
- イスパニア語圏の基礎知識(1)現代スペインの枠組み(内村)
- イスパニア語圏の基礎知識(2)現代イスパノアメリカの枠組み(幡谷)
- 研究方法論(1)資料の探し方,入手方法,読み方(松原)
- 研究方法論(2)研究における適切なインターネットの利用(西村)
- イスパニア語圏の基礎知識(3)スペインの文化(美術)
- イスパニア語圏の基礎知識(4)イスパニア語圏の諸言語,イスパニア語の多様性(西村)
- イスパニア語圏の基礎知識(5)イスパニア語圏の暮らし(Alas Moreno,Aroz)
- 研究の進め方(1)社会学の場合,フィールド調査(幡谷)
- 研究方法論(3)レポート・論文の書き方(西村)
- 研究の進め方(2)言語学の場合(Aroz)
- 研究の進め方(3)法学の場合(Alas Moreno)
- 研究の進め方(4)歴史学の場合(内村)
- 研究方法論(4)研究コースの選択に向けて(西村)
教科書
テキスト1を精読して授業に臨むこと
『地域研究のすすめ:スペイン・イスパノアメリカ編』
著者: イスパニア語学科編
出版社: 上智大学外国語学部,2023年
参考書
書籍情報はありません。