ドイツ語圏美術
外国語学部
FGS65500
コース情報
担当教員: 森山 緑
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火5
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
その他
期末定期試験の代わりに,期末レポートを提出してもらう。毎回のリアクション・ペーパーの評価 50%と期末レポートの評価50% を按分して総合成績評価とする。
詳細情報
概要
人間の根源的営みである造形美術は,先史時代から現在にいたるまでわたしたちの身の回りにあふれています。講義では,西洋美術の歴史的な流れをに沿って各時代の美術作品について解説します。ドイツ語圏地域で活動した美術家やその作品については,他地域の社会的状況や美術の潮流と密接な関係をもつため,他のヨーロッパ地域や日本,米国も含めて,ドイツ語圏美術が他地域とどのように異なるのか/異ならないかを考えてゆきます。 【授業実施方法】 * 毎回,授業後にリアクション・ペーパーの提出を求めます。全員Moodleを通じて提出します。提出期限は,授業日から3日後までとします。 * リアクション・ペーパーは平常点として採点し,翌週に授業およびMoodle にアップするPDFの資料でフィードバックを行います。 * 定期試験の代替として,期末レポートを課します。
目標
1. 西洋美術の歴史のおおまかな流れを理解し,説明できる。 2. 美術作品における「様式」を学び,説明できる。 3. ドイツ語圏地域における美術作品の特徴を説明できる。
授業外の学習
毎回の講義前後に,以下の学習(合計190分)を行うことが求められる。 シラバスの講義スケジュールに従い,該当する分野の美術作品について事前にインターネットや参考書を見て予習する。(40分) 講義中に配布されたプリント,自筆ノートを見て,参考文献やウェブサイトを確認して講義内容をまとめる。(90分) 講義中に関心を持った作家や作品について参考文献を読み,ノートにまとめる。(60分)
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション 「講義の進め方と成績評価について」 「美術史とはどのような学問か?」 *以下の計画は予定であり,進捗状況によって各回のテーマがずれたり,変更することがありうる*
- 西洋美術概説 (1) :古代ギリシャから,ルネサンスまで
- 西洋美術概説 (2) : 北方ルネサンス,バロックほか,さまざまな様式について
- ドイツ・ロマン主義の美術について
- レアリスム(写実主義)から印象派の時代へ:フランスからの影響
- 世紀末美術 : オーストリア・ウィーンを中心に
- ドイツ表現主義 (1) : ドレスデン,ベルリンを中心に
- ドイツ表現主義 (2) : ミュンヘンを中心に
- 第一次世界大戦後から,第二次世界大戦までのドイツ美術
- 戦争と美術:プロパガンダと頽廃芸術展
- 第二次世界大戦後の美術 (1) ポップ・アートと抽象表現主義
- 第二次世界大戦後の美術 (2) メディアアートとインスタレーション
- 世紀の美術:ポスト・ヒューマン時代と美術の関係
- 振り返りと期末レポート課題について
教科書
最新の文献を使用するため授業内で案内する。
参考書
『世界美術大全集』全30巻
出版社: 小学館,1992年
『西洋美術史』(増補新版)高階秀爾監修
出版社: 美術出版社,2002年