演習(語の意味と語法)1

外国語学部

FGS65310

コース情報

担当教員: 高橋 亮介

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木2

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

10%

授業参加

60%

レポート

30%

詳細情報

概要

本演習では,語法ないし文法上のさまざまなテーマについて日本語とドイツ語とを対照的に取り上げ,両言語間の異同に関する言語学的な把握を試みる。日本語の「あっ,明日は会議だった!」をドイツ語に直訳して "*Morgen war eine Sitzung!" と表現することはできない。ドイツ語の "Das nervt mich!" を日本語に直訳した「それは私を苛立たせる!」は日常表現として自然とはいえない。このような誤用や不自然さには,語の用法・文法体系・表現構造など様々なレベルにおける両言語間のずれが関与している。そうしたずれの観察と検討を通じて,各言語の特質を浮き彫りにさせ,理解を深めていくのが本演習の狙いである。授業に際しては解説のみならずグループワークを積極的に取り入れることにより,受講者自らが言語分析のスキルや表現力を身につけることをも目指す。また,高度に専門的な議論には立ち入らず,あくまで具体的な事例の検討を通じた基本事項の理解を主眼とするなお,言語学の予備知識はいっさい前提としない。 ※2023年春学期の同科目とは異なるテーマを扱う。

目標

ドイツ語と日本語を分析対象とした上で,理論言語学の見地からさまざまな言語現象を体系的に把握するとともに,実践的な言語分析の手法および表現力を身につけることができる。

授業外の学習

毎回の授業後,以下の学習(合計190分)を行うことが求められる。 ・講義資料やノートを参考に授業の内容を要約する(60分) ・関連文献を読み込み,知識の整理と深化に努める(60分) ・表現練習を通じて,技能の定着と強化に努める(70分)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス
  2. ※以下はあくまでテーマの例である。詳細は授業時に説明する。 類型論的な諸特徴 (1) 受講者による発表
  3. 類型論的な諸特徴 (2) 解説
  4. 類型論的な諸特徴 (3) 議論
  5. 使役文 (1) 受講者による発表
  6. 使役文 (2) 解説
  7. 使役文 (3) 議論
  8. 直示表現 (1) 受講者による発表
  9. 直示表現 (2) 解説と議論
  10. 直示表現 (3) 議論
  11. コピュラ文 (1) 受講者による発表
  12. コピュラ文 (2) 解説
  13. コピュラ文 (3) 議論
  14. 春学期のまとめ

教科書

適宜,資料類を配布もしくは配信する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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