福祉国家とジェンダー

外国語学部

FFS69400

コース情報

担当教員: 牧陽子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月4

形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 可

評価方法

出席状況

10%

授業参加

リアクションペーパー

10%

授業内期末試験

授業期間中

55%

その他

グループ発表

20%

詳細情報

概要

戦後,私たちの生活を支えてきた福祉国家の確立と1970年代以降の変容,現在直面している課題について,とりわけジェンダーと家族の視点から検討する。雇用政策,ケアに関わる政策(主に保育),ひとり親支援などの社会政策を対象にし,欧米と日本の事例から,政策と,政策が想定する家族像,そしてその結果としての女性,男性の生活と就労への影響を考える。学期半ばに,関心のあるテーマごとにグループ発表を行う。また時間が許せば,対面授業の回にグループディスカッションを取り入れることも検討している。

目標

福祉国家の成り立ちと変遷,今日の課題について理解し,社会政策が想定する家族像と,ジェンダー関係に及ぼす影響を考える。上記の理解を得た上で,自分なりの見解を持つようにする。

授業外の学習

授業内容の復習(30分) 授業内で紹介するテキストや,興味のある文献の講読(60分) グループ発表および学期末テストの準備(100分)

所要時間: 190分

スケジュール

【９/30 対面】イントロダクション福祉国家研究とジェンダーの視点
【10/7 対面】各国の事例北欧１ <発表グループを作成>
【10/14 オンデマンド】各国の事例北欧２
【10/21 オンデマンド】各国の事例オランダ
【10/28 オンデマンド】各国の事例ドイツ
【11/11 オンデマンド】各国の事例日本
【11/18 対面】グループ発表１
【11/25 対面】グループ発表２
【12/2 オンデマンド】各国の事例フランス１
【12/9 オンデマンド】各国の事例フランス２
【12/16 オンデマンド】各国の事例南欧福祉国家(イタリア or スペイン)
【12/23 オンデマンド】各国の事例アメリカ
【1/6 対面】映像資料鑑賞+質問受け付け
【1/20 対面】期末テスト

教科書

授業で随時,関連テキストを紹介する。

参考書

『ジェンダーと福祉国家』

著者: メリー・デイリー/キャサリン・レイク

出版社: ミネルヴァ書房(2009年)
『比較政治経済学』

著者: 新川敏光ほか

出版社: 有斐閣 (2004年)