会計情報論Ⅰ

経済学部 - 経営学科

EMG60891

コース情報

担当教員: 地主 純子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水3

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

50%

定期試験

定期試験期間中

50%

詳細情報

概要

本講義では,会計学や統計学に関する基礎的な知識を前提とし,会計情報のディスクロージャーが社会においてどのような役割を果たしているかについて学びます。 具体的には,資本市場における研究や情報経済学をベースとした研究を取り上げます。 講義を中心としつつ,該当テーマに関するディスカッションを毎回行う予定です。 本講義は経営学科開講科目の300レベルに相当し,会計学に関する発展的な知識を提供します。「簿記会計学入門Ⅰ」,「簿記会計学入門Ⅱ」,「財務会計Ⅰ」,「財務会計Ⅱ」の知識を修得していることが望まれます。

目標

1) 財務報告が投資家に情報を提供し,資本の適切な配分を促進してきたことを理解する。 2) 財務報告は経営者が責任をもって行動するように動機づけてきたことを理解する。 3) 研究結果を適切に理解し,討議を行うことができるようにする。

授業外の学習

【予習】(所要時間:各回 80 分程度)。 ・テキストの該当箇所を読んでおく。 【復習】(所要時間:各回 110 分程度) ・自筆ノートや配布資料を活用し,講義内容を要約する。 ・テキストの該当箇所を再度読む。 ・講義で取り扱った論文等を読む。

所要時間: 190分程度

スケジュール

  1. ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがあ りうる 会計情報の役割
  2. 概念フレームワーク
  3. 金融危機と会計規制
  4. 現在価値会計と取得原価主義会計,混合価値モデル
  5. 意思決定有用性
  6. 財務報告の意思決定有用性を高めるための取り組み
  7. 効率的証券市場
  8. 会計情報の価値関連性
  9. 利益反応係数と利益の質
  10. 効率的証券市場のアノマリー
  11. 残余利益モデル
  12. 契約の効率性と会計
  13. 経営者による利益マネジメント
  14. まとめ

教科書

下記のテキストを使用する。

  • 新版 財務会計の理論と実証

    著者: ウィリアム・R・スコット /パトリシア・C・オブライエン (著), 太田 康広 / 椎葉 淳 /西谷 順平 (翻訳)

    出版社: 中央経済社・2022

参考書

書籍情報はありません。

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